還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

故郷の山で3.59km、5,489歩を歩き、201kcal消費したら、体調が良くなりました。

筑波山

筑波山頂駅は雲の中でした

 筑波山は私の出身茨城県にあり、紫峰(しほう)と呼ばれています。標高は877mで日本百名山の中で一番低い山だそうです。昔から知っている山ですが、最後に行ったのは20数年前。子どもたちが小さい頃に行ったきりです。

 

 私はこのところの暑さを理由にひきこもって縫物ばかりしているせいか、どうも体調がよろしくない。この重い身体を変えるには歩くしかない!と思い立ち、自分からアクティブなレジャーに誘うことなんて滅多にないのですが、今回は夫を誘って筑波山へ行ってみることにしました。

 

 前夜、筑波山専用アプリをスマホに装備。山に行く服装はコットンを避けた方が良いと知ったので、当日はなるべく化繊系を着ました。出かけるときに夫にそれを言ったら

 「でも、登らないでしょ?」

 

 まあ、そうなんですけどね~。筑波山神社の駐車場まで車で行って、その近くの乗り場から山頂までは往復ケーブルカーでって考えてます・・・。

 

 ところが夫が駐車したのは小高い山の上にある市営第三駐車場。夫が市営・・に停めた理由は、駐車場近くに新設された観光案内所を先に見学したかったから、のようでした。私もきれいなトイレを借りたいので、今回はしぶしぶOK。蝉時雨の中、駐車場から観光案内所までの長い下り坂をまずは歩きました。

 

 案内所では関連パンフレットをゲット。きれいなトイレも借りて、さあケーブルカー乗り場へ。外の案内看板には乗り場まで750mと出ていますが、実はこれがなかなかハードでして、登り坂と階段ばかりの750mでした。(泣)

 乗り場に着くころには、汗がダラダラ。全身から噴き出しています。iPhoneの画面にはアクティビティのムーブリングを達成したと、賞賛メッセージが届きました。

 え~もう褒められちゃったの?まだケーブルカーにも乗っていないのに?

 

 私には過酷な750mだったようで、ケーブルカーの乗車列に並んでいたら気分が少々悪くなり、ちょっとヤバい感じ。持っていた水を飲みつつ、老化したわが身を呪いました・・・。

 

 ケーブルカーは高所恐怖症の自分でも耐えられる乗り物です。座れたし、涼風が窓から入ってきたので体調も回復してきました。(ちなみに筑波山にはロープウェイもあります。)

 

 無事山頂駅に到着したものの、あいにくの霧、というか雲の中。市街地は全く見えません。その昔に来た時にはなかった、おしゃれなカフェなんかもあって驚きました。

 

 筑波山には男体山と女体山という2つの峰があり、女体山には行った記憶があるので、今回は男体山を目指そうということになりました。山頂駅から200mという案内板もあったので私でも何とかなるかなと思い登り始めましたが、またまた階段ばかり。階段が終わると木の根っこが目立つ細い道を登るコースが待っていました。

 あ、こういう道は無理だ。

「迷惑かけそうだから、ここでやめるね。」と私。夫にだけ行ってもらいました。

 

 日陰に腰を下ろして待ってきたら、「来なくて良かったよ。」と夫。

 私には登れないルートだったそう。地元の友人にもこのことをLINEで送ったら「筑波山を甘く見ない方がいい。そこで止めたのは正解だよ。」と返信が来ました。

 

 帰りに寄った筑波山神社は荘厳でこんなに立派だったっけ?とビックリ。

 地元の良さを見直すこともできたし、たくさん汗をかいたおかげか、身体も軽くなったように感じます。

 

 秋の筑波山は紅葉が美しく、毎年大混雑。近づくのを避けてきましたが、今秋は平日にでもふらりと行ってみようかなあ。