自治会内の公園でスズメバチ駆除の業者さんと偶然に遭遇しました。
早速、駆除の方法を見学させてもらうことに。
業者さんによれば、木の根元に巣があるわけではなくて、樹液に集まってきているとのこと。樹液が出る木を伐採しない限り、また同じことが起こるそうです。
「見ると同じような木がまだ数本あるね。でも伐採しちゃうとドングリが捕れなくなるね。」と、業者さん。
公園の周囲にあとから住宅が建ち、日照関係で公園内の木はすでに相当数が伐採されています。これ以上切ったら、寂しい公園になっちゃうかもなあ・・・。
業者さんの手順を見ていたら、まず樹液が染み出ている箇所を塞ぎ、その上に砂利をかけ、粘着シートを設置してスズメバチを駆除するという方法でした。もともと木の根元にいたハチはまんまと粘着シートにくっついて、「おとり」として使うのだそうです。
「あと1~2週間でスズメバチも活動が鈍くなるから、この粘着シートは3週間はこのままにしておいてください。またそのころに見に来ますんで。費用は市の公園課がもつので・・・。」と業者さんに言われ、ひとまず安心です。
作業が終わるとすぐにスズメバチが飛んできて、4匹目がシートにくっつきました。
おとりの効果、絶大!
隣の木には小さな毛虫もいくつかいて、それがまたスズメバチのエサになるのだそう。この公園はスズメバチにとっては居心地いいんだろうね~。スズメバチも生きていかなければならないわけだから、大変だ・・・。
「樹液は、暑さで出てくることもあるけれど、クワガタ採りに来た人が樹皮を傷つけていき、そこから出てきているケースもある。」とか。人災っていうこともあるのね。
粘着シート上で、もぞもぞ最後のあがきをしているスズメバチ見たら、オレンジの派手な色合いと大きさに恐怖を感じつつ、公園を通り抜ける冷たい風とは不釣り合いで、少し気の毒な感じもしました。
粘着シートに子どもが寄ってきては危ないので、家に戻ってまた札を作りました。今度は手書きじゃなくてGoogleスライドで作って印刷。目立つように黄色地に黒文字です。
昨日と同じように札をつけようと木に近づいたら、弱々しいスズメバチが木の周りの落ち葉に潜んでいて、いきなりブ~ンと飛んだのでびっくり!
え~、いたの?!
紅葉した落ち葉と同じ色で見分けがつかなかった!
少し怖くなって、木のそばで札を持ったままビビッていたら、犬を散歩しているおじさんが通りがかり、事の顛末を話したところ
「結ぶの、手伝いましょうか?」
犬がスズメバチに刺されないようにと祈りつつ、おじさんのヘルプで何とか今日も札を取り付けることができました。
今日もまた、自治会役員として、有意義な活動ができましたとさ。