還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

かかりつけ医がいなくなってしまいました。

葉見ず花見ず


 

  歯医者に行く途中、我が家のかかりつけの内科医院の前を通ったら、外から貼り紙が見えました。

 

「当院は5月31日をもちまして閉院となります。・・・」

 

 え~!

 

 本当に驚きました。前回歯医者に行ったときは、まだ開いていたはず。

 貼り紙はもう角の部分はめくれていて、紙の色も日差しで焼けている状態でした。

 

 我が家では30年以上お世話になった内科医です。

 私の勤務校にドクターのお嬢さんが通われて、私が教えていたこともあったので、途中から私は「先生」と呼ばれるようになりました。「先生、学校でも風邪は流行っていますか?」などと聞かれ、ちょっと恥ずかしいような気持ちになったこともあります。

 

 昨年秋に、コロナワクチンを打っていただいたのが最後でしたが、ドクターが少しやせて、身なりがあまり整っていなかったことが気になってはおりました。でも、まさか閉院するとは・・・。

 

 実は行きつけの耳鼻科も閉院してしまいました。

 息子たちが小さかった頃しょっちゅう通っていた耳鼻科の跡地には、今ではレストランができています。建物を少し改装しただけで使われているので、そのレストランに初めて行ったときは、「ここが待合室で、ここが子どもを遊ばせる場所で、あっちが診察室で・・・」と、きょろきょろ眺めてしまいました。

 

 食事をしながら見る外の景色は、発熱している我が子を抱えて待合室から眺めていたときと同じはずなのに、ちょっと違って見えました。

 食事をしながらも、子育て真っ最中の頃のことが思い出されて、何とも言い難い空間でした。

 

 新婚時代から一家でお世話になっていた医院が2つも閉院してしまったので、これからいったいどちらへ通えばいいのか。また新しいドクターを探さねばなりません。

 まあ一番いいのは、通院しない身体を維持することなんでしょうけれどね。