自分から自分への退職祝として、4台目のミシンを買いました。
4代目じゃなくて、4台目です。
そんなにミシンって必要?と思われるかもしれませんが、それぞれ用途が違います。
その1 家庭用ミシン
現在使っているものはそれこそ4代目です。
初代は実家のベルトつき足踏みミシン。途中で電動に代わりました。
➡大学時代に購入したミシンは西武ライオンズ優勝記念でお安く購入
➡勤務先の業者の推薦で買ったスクールミシン。直線縫いしかできないけど、とにかく丈夫
➡そして現在の家庭用ミシンはソーイングスクールで使い勝手が良かったので買ったものです。主にボタンホールを縫う時に使います。
家庭用はとりあえずいろいろな作業をこなしてくれます。直線縫いはもちろん、布の端処理にもなるジグザク縫い、ちょっとした模様縫いもあるし、ボタンホールも開けられます。ただ縫い目のしまり(しまっているという状態を言葉で表現するのが難しい・・・)が職業用ミシンに比較するとやや劣る気がします。
考えられる理由としては、針が落ちる押さえ金の穴が横に大きいからなんですが、これ以上書くと専門的になりすぎて読者にご迷惑をおかけしそうだから、この辺で止めます。
その2 職業用ミシン
こちらは直線縫いに特化したミシンで馬力も回転数も家庭用とは雲泥の差があります。結構なお値段がしましたが、初めて使って自分の縫い目を見た時に、私のソーイングの腕が200%アップしたのではと思うくらいの美しい「しまりのある」縫い目でした。家庭用ミシンに比べて、使う時にややコツが必要ではありますが、とにかくお気に入り。ブログ初日の画像に使ったほどです!
55年前に伯母の洋裁教室に入り浸っていたときの風景を思い出して昭和レトロ感のあるブラックボディにしました。見栄えはよいのですが、黒いボディに反射した糸が、見えにくいったらありゃしない(昭和の言い方?死語?)。特に黒生地を黒糸で縫う時は、晴れた日の午前中のみという制限もあります。やっぱりミシンは「白」。
その3 ロックミシン
こちらは布の端処理に特化したミシンで、生地をカットしながら端の処理もできます。私のは4本針なので縫いながら端の処理も一気にできてしまうという優れもの。いわゆるニット生地やストレッチ生地の縫製にも使えます。家庭用ミシンに後付けできる器具もあるのですが、比べちゃうと完成度がやはり・・・。
私がときどきやるのは、使わない大きなバスタオルをロックミシンで切り分けて、好きな大きさのタオルに作り変えること。タオルは裁断すると恐ろしいほどの切りくずが飛び散るのですが、切りながら処理してくれるので、とっても便利です。
その4 カバーステッチミシン
そしてこのたび、我がソーイング部屋に仲間入りしたのが、カバーステッチミシンです。こちらも以前通っていたソーイング教室で使っていました。Tシャツの裾はほとんどがこのミシンの縫い方です。表から見て縫うので、初心者にはなかなか手ごわいミシンですが、カバーステッチミシンの講習会にも参加して、今の自分なら使っていけると確信がもてたので、購入を決意しました。しかも発売されたばかりの新型!
早速やってみたいのが縁取りを縫うバインダー。襟ぐりや袖ぐり、小物の周囲をくるみながら縫うことができるんです。昨日から練習していますが、今のところ失敗無し。
ということで4台のミシンを駆使して、これからもソーイング生活を楽しんでいこうと思っています。