現在専業主婦ですが、料理がそれほど好きではない私にとって、台所は「仕事場」とは呼べません。
私のとっての「仕事場」は裁縫部屋です。
子どもたちが独立して早6年。使われていない子ども部屋を勝手に裁縫部屋として使っています。
彼らの本棚には漫画や学校の作品、カードなど息子たちが愛用していたものがぎっしりと詰まっていて、当初はそれらを眺めてはセンチメンタルな気持ちにもなっていましたが、あるとき本棚に目隠しカーテンをして、窓のカーテンも全部自分好みに取り替えてみたら、あら不思議。子どもへの思慕の気持ちはどこへやら。マイ ソーイングルームに大満足。もっと早く模様替えすればよかった。子離れって意外と簡単だわ!
以前ソーイング教室に通っていたときに「私は卓球台を裁縫机として使っているのよ。」という生徒さんがいらして、驚きましたが納得。確かに卓球台の隅っこにミシンを数台置き、残りの広いスペースで生地を拡げたり、アイロンをかけたり、もちろん裁断もできますもんね。お子さんがいたころは家族で卓球していたけれど、お子さんが独立されたあとは裁縫台として使っているとのことでした。なるほどね~。
私も、子ども部屋にがっちりとした長机を3つ持ち込み、製図&裁断机およびミシン机として使っています。
まず長机1台は窓際に寄せ、ミシンを2台置き、明るい環境で使います。ジューキの職業用ミシンで限定モデルだった黒いミシンに飛びついて買ったのはいいのですが、黒いボディに黒い糸は本当に見えなくて、やっぱりミシンは白っぽい方がいいんだなあとちょっと後悔・・・。でもかっこいいんですよね、黒ミシン。幼いときに毎日放課後過ごしていた親戚の洋裁学校を思い出すからかも。足踏みミシンは小学生まで踏んでいたので、もし使える足踏みミシンがあったら、この部屋に置いてしまうかも・・・。
2台の長机はくっつけて、端には3台目のミシンを設置。またオルファ カッターマットA1を2枚置いて、片方は白面を、もう片方は黒面を上に向けて置いています。緑色の大きなマットも売っているようですが、ちょっと「作業感」が強すぎちゃって・・・。それにカッター定規とロータリーカッターも必需品。裁ちばさみってそういえばあまり使っていないなあ・・・。
生地や型紙が動かないための文鎮は学生時代からのものなので40年以上使っています。ちょっと錆びてるけど、風格があって大事にしています。
ほかに立って使える大きなアイロン台もあります。
とにかく思い立ったらすぐに縫える空間なんです!
もちろん何にも縫いたくない日もありますが、それでも毎日その部屋に入り浸っています。ブログもだいたいはその部屋で入力。Bluetoothスピーカーからは好きな音楽を流して・・・。
子育て中は狭くて暗いクローゼット部屋に簡易ミシン台を置いて、家庭用ミシンでちまちまと縫い、裁断は床に這いつくばって行っていました。呼ばれて中断することもしょっちゅうで、いつもモヤモヤしていましたが、今はこの「仕事場」でストレスフリーの時間を過ごすことができています。子育ても仕事も頑張ったご褒美だと日々満喫。
息子たちが帰省のときは、布団を敷いてやって、一歩もその部屋へは近づきません。開けるといや~な顔されますんでね。
彼らの帰省中はとっても嬉しい気分ですけど、私がいる場所が制限されるのがちょっと・・・。これもまた厄介な母としての気持ちです。ハイ。