還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

すぐにトントンするのが良いのです。

シミ取りレスキュー

確かに、目薬に見えなくもないけど。

 

 ミシンで縫っていると思わぬ落とし穴があります。

 以前、専門学校の講習会で教わりながら、シルクのワンピースを縫っていたときに、なぜか黒い油汚れが付いてしまったことがありました。若い先生が走って染み取り剤を取りに行き、必死に対応してくださいましたが、その焦り具合から、これは結構ヤバいことになってしまったんだなあと。

 彼女の頑張りには感謝していますが、うっすら輪染みが残ってしまいました。そのことは先生には伝えておりませんが、地厚な良いシルク生地だったこともあり、まあまあショックな出来事でした。

 そのシルクは夫の海外土産。当時は、自分の技術and自分の家庭用ミシンではとても手に負えない生地だったので、いつか職業用ミシンを入手してそれに相応しい技術が身についたら縫おうと何年もしまい込んでいたものです。

 専門学校の職業用ミシンをお借りして、先生に教わりながらなら縫えるかもと思い、頑張って縫っていたのですが、借りたミシンによる油汚れは予想外。

 やっぱり私には、シルクはまだ早かったっていうことか?・・・。

 

 自分の職業用ミシンを購入してからも、そのことを時々思い出し、気をつけて縫っていますが、今日久しぶりにやってしまいました!

 ミシン針が上下する棒の上の方には、うっすらとミシン油がついているので時折拭き取っていますが、最近はそれを怠っていたのです。

 ミシンの押さえ金(針の脇の金属部分)を交換したときに、油が落ちた?ようで、オフホワイトのシャツをミシンに置いたら黒い油汚れが!

 「あ~、やっちまった!(泣)」

 

 さあ、久しぶりに染み取り剤の出番です。第2裁縫箱をあさると出てきました。(ちなみに私の裁縫箱は1軍と2軍があります。)

 急げ急げ!心の中でサイレン音が鳴り響く。

 

 黒油汚れの下に洗いざらしのハンカチを厚めに敷いて、油染みの上から薬剤をかけ、別のハンカチでトントンと叩きながら、汚れを下のハンカチに移していく作業をひたすら繰り返します。

 今回は生地がポリエステルだったからか、割とよくとれました。その後、水でぬらして固く絞ったハンカチでまた上からトントン。乾燥させたら無事に染みは消えました。

 「あ~よかった!(喜)」

 

 元のケースに薬剤を戻したら、裏返しだったようで、「目薬ではありません」との記載。私には水虫薬に見えますけどね。