最近頼まれたお直しは、伸びてしまったセーターの袖口。ゴムシャーリングが伸びきってしまったのだそうです。
伸びきるほど着るなんて、よっぽどお気に入りなんでしょうね。一度、お直し屋さんに出して直してもらったのに、また伸びてしまったそうです。
ゴムシャーリングは前々から縫ってみたかったもののひとつ。早速ゴムカタン糸を買ってきて練習しました。
ミシンの下糸として、ボビンにややテンションをかけてゴムカタン糸を巻きました。ボビンケースの調整は必要ありませんでした。上糸は通常通りにミシンにかけます。
自宅にあった薄い生地で練習してみたら面白いように布が縮みます。5本縫って、袖口のように仕立ててみました。細いマネキンの手首にピッタリです。
これだったらお直しを引き受けられるかな、とちょっと自信がつきました。
そもそもの製品の画像を見たら、裏側はチェーンステッチで縮めています。カバーステッチミシンで同じようにチェーンステッチができるのでは、と思い、自分のカバーステッチミシンにゴムカタン糸を通そうとしましたが、うまくいきませんでした。プロは、プロ専用機の器具でシャーリングをするのでしょうね。工場見学行ってみたい。
練習結果をお直し依頼者の友人に見せたら大喜び。今度我が家に袖口が伸びきったセーターを送ってくるそうです。うまく直せるといいなあ。