還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

おいくらですか、と聞かれても。

巾着袋

御朱印帳を入れる袋だそうです。

 友達から旅行のお土産だと巾着袋を貰いました。3枚あってどれか選ぶように言われましたが、私は1番派手な柄を選びました。最近特に明るい色のものが好きになり、先月染めた私の髪の毛は光が当たると赤く見えます。会う人会う人に「赤いねー。」と言われますが、「現役の頃はいろいろ我慢してきたからね。」と答えると、「そうだよ。もう好きなことしたほうがいいよ。」と返されます。目に映るものは明るい色のものの方が、毎日気分良く暮らせるような気がするんです。

 私の悪い?癖は買ったものやいただいたもので気に入らない部分があるとすぐ直したくなってしまうところです。高校生の頃、友人が縫ってくれた手提げ袋の内側の縫い代が切りっぱなしで始末されていなかったので、自分でかがって使っていました。学校で使っていたら製作者本人に「ごめんね。」と謝られて、気まずい思いをしたのを今でも覚えています。

 別の友人が海外旅行のお土産でくれた小さなポーチも、裏地が付いていないことが気になって、自分で小さな裏地をつけました。買ってきた友人が後日それを見て、自分のにもそうしてくれと言うので、彼女の分も預かって裏地をつけてあげたこともあります。ちなみにその2人とは今でも大の仲良しで、そんなこともあったねと笑い話になっています。

 さて今回の巾着袋ですが、御朱印帳入れとして売っていたのだそうです。銘仙着物と思われる生地でとても素敵でしたが、紐が気に入らなくて自分で付け替えました。プレゼントに付いていた赤いリボンを半分に折り、ミシンをかけて細い紐を作り、通した紐の先には結び目を隠すためにチューリップの飾りをつけました。巾着袋をくれた友人は裏地無しポーチをくれた人。LINEでそのことを報告したら、「わー、素敵になったねぇ。」と褒めてくれました。「大切に使うよ。」と私。早速御朱印帳を袋の中に入れて、桐のタンスにしまいました。

 今日は、遠方に住む友人から袖口が伸びてしまったTシャツのお直しを頼まれ、時給はいくらになるかと聞かれ、ちょっと困りました。日本の平均時給は1000円ちょっとのようですが、あまりきっちりお金をいただくと完璧な作業しなければならないと、かえってプレッシャーになります。かといって、いつまでもお友達価格で請け負っていると、頼んできた友人はそれでは心苦しいと言います。塩梅が難しいところです。

 別の人から犬の服を頼まれていて、そちらも今縫っているところですが、いくら払えば良いかと聞かれています。

 私の技術料って一体いくらなんだろう?

 もちろん材料費はいただこうと思っていますが、なかなか難しい問題です。