気温が上昇してきました。家で着ている割烹エプロンも、裏地がフリース生地のものでは暑すぎます。
注:割烹エプロンとは、洋風の割烹着。前開きスモックのようなものです。
割烹エプロン、買うとお高い。かと言って自作すると、生地代が結構かかります。袖もふわっとしているし、丈もある程度長くないと服が汚れるし。
買うべきか?縫うべきか?
先日、イオンモールを歩いていたら、安売りのワンピースを発見。前あわせのデザインでゆったり。袖幅もふんわりで、袖口はゴム入り。
いいねぇ!これ割烹エプロンとして着られるんじゃない?
素材はサラサラのポリエステル。縫い物していても糸くずは落ちていくし、このペーズリー柄なら、まあまあオシャレかも?
と、考えること15秒。
これはマストバイ。決定。
試着は不要。まっすぐレジへ。
家で着てみたらエプロンにしては、さすがに長すぎる。わかっていましたけどね。
測ってみたら26センチ長い。ということで、裾をカット。
カットした部分は約2メートルもある細くて長い生地です。
26センチ幅を見て考える。スカーフは使わないし。あ、3分の2の長さにしたら、帯揚げ(おびあげ)になるかも!
注:帯揚げとは、帯枕(おびまくら)に被せて使う細長い布。帯を締めるときに、背中の太鼓(たいこ)部分がずり落ちてこないように帯枕を間に入れて固定するのですが、それを隠すためのものです。こだわりのオシャレな帯揚げをするのです!
ペーズリー柄の帯揚げも面白そう。
ということで、26センチ✖️160センチにカットして、周囲をぐるりと始末。
自作の帯揚げ完成。早速、自分の帯や帯締め(おびじめ)と並べてコーディネートしてみたら、まあまあ良い感じです。
注:帯締めとは、胴に巻いた帯と、背中のお太鼓に通している帯の端を固定するために使うオシャレ紐のことです。
着物を着たときに帯揚げってほんの少ししか見えないんですけどね。でも、チラッと見える帯揚げにもこだわるのが大切なんですよ。着物ってそういう世界。
で、最後に残った生地を割烹エプロンのポケットに利用したら、何とまあ無駄のないリメイクとなりました。
SDGsに貢献できたかなあ?私。