以前から楽しみにしていた手仕事展に行ってきました。
カゴ、マクラメ、染色の3人の作家さんの合同展で、一番見たかったのが染色です。
会場に入ってすぐに目がとまったのは、オリジナルペイント生地で縫った服。私も真似して縫ってみたいという気持ちがもくもくと湧いてきました。
生地だけって売っていないのかなと探していると、カーテンやフリーカバーにどうぞ、と周囲が全部縫ってある大きいサイズのペイント生地を発見。
お、いいじゃない。こういう生地で服を縫いたいのよ!
あ、でも、周囲は縫っていなくていいの。どうせハサミを入れるから、切りっ放しで構わないんですけど・・・
「染めただけの生地ってありますか?」
展示場にいらした作家さんに尋ねたところ、そういうものはないのだそう。周囲を始末していない分、お安く手に入るのではという密かな期待は消え・・・心の入道雲が少ししぼむ。
ちょっとお高いなあ。一瞬考えましたが縫ってみたいという気持ちはおさえられず、結局購入いたしました。
こういうのって絶対に出会いだと思うのです。一期一会!
続いてマクラメのペンダントも購入しちゃいました。
マクラメも細かいけど、真ん中の天然石にも彫りがほどこしてあって素敵。通り過ぎることはできなかった・・・。
今日のこの生地で縫った服にもきっとぴったり合うよ!と心の声がまた・・・。
見渡してみると、他のお客さんたちはナチュラルテイストのおしゃれさんばかり。作家さんたちと談笑している風景もまた、この展示会の雰囲気を盛り上げていることに気づきました。
そこで、私の脳裏に流れ出した曲はユーミンのDESTINY
「どうしてなのぉ~ 今日に限ってぇ~ エヴァのTシャツを着てきたぁ~」
いつもなら必ず自分が縫った服を着て、アクセサリーも身に着けてまあまあおしゃれしているのに、息子のタンスから引っ張り出した派手な水色Tシャツとユニクロジョガーパンツの私。なんか、場違い。ちょっと恥ずかしい。そもそも60歳が綾波レイちゃんを着ていいのか?
「服をご自分で縫われるんですか?」と怪訝そうにレジで聞かれ、
「はい。今日はヨガの帰りなのでこんな格好で・・・。」と小声で返答。
「あ、だから綾波レイなんですね。」と作家さん2人に同時に言われて、見送られました。
今日買った生地で縫った服を着て、ペンダントもつけて、お2人の前に再登場したいなあ。