還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

4年後は珊瑚だって。

結婚指輪

虫眼鏡で確かめました。

 「27日だった?29日だった?」

6月になると夫と確認する自分たちの結婚記念日。今朝確かめたら、27日でした。

「昨日じゃん!」

1992年だったということは今年で31回目。長かったようなそうでもなかったような。

 

 私たち夫婦は結婚記念日を特にお祝いをしたこともなかったのですが、6年前の25年目のときは結婚式をしたホテルに招待されて、スイートルームで一泊することができました。

ホテル到着後、部屋に通されるまで、エスコートの男女2人が付いてきてくれました。

 廊下は歩いているだけで自分の靴の汚れが落ちちゃうのでは、と思うほどの絨毯。履いてきたスニーカー、安くはなかったけど、やっぱりこういう場所には不似合いだったかなとちょっと後悔。緊張をほぐしたくてエスコートの女性に話しかけたら、同郷の人だとわかって話が弾みました。コミュ力ってやっぱり大切!

 お部屋に通されて、窓からの眺めに驚嘆。夜景はものすごくきれいだろうなあと期待大。ひと通り説明を受けてエスコートが戻ってからは、夫婦で探検タイム。冷蔵庫には飲み物がいっぱい。コーヒーはジョージクルーニーのCMみたいに小さなケースをセットして抽出するらしい。緑茶も高そうなティーバッグだった・・・

 バスルームにはシャワー専用スペースが別にあって、バスタブにはテレビもある。スリッパも薄っぺらじゃなくてふかふか。普通に自宅で使えそう。シャンプー等の化粧品も外国銘柄。出会ったことのないアメニティに興奮して、翌日ほとんど持ち帰りました。帰りのカバンがパンパンで、フロントを通る時恥ずかしかったなあ。まあ、庶民だから仕方がない。せめてもの御礼にと、支配人あてにお手紙を書いてフロントに渡してきたら、後日返信が届きました。対応がきちんとしていますね。良いホテルで挙式ができたことをあらためてうれしく思いました。

 帰りに皇居周辺を散策しました。手入れが行き届いた芝生と松を眺めていたら、なぜかわからないけど涙がぽろぽろこぼれてきて、それには自分でもびっくり。一流のお庭に感動したのもあるけれど、それまでのあれやこれやが思い出されてホッとしたのもあるかな?

 結婚記念日を調べると75年目のプラチナ婚まで設定あり。50年目の金婚式は有名ですが、いったいいつまでこんな風に自分で確認することができるのでしょう。

 現在60歳。19年後の金婚式あたりまではしっかりしているのかな?確か50年目はまたホテルから招待されるんだったはず。元気で行けるかな。その次の55年目エメラルド婚とかまで大丈夫かな。そもそも夫婦そろっていつまでいられるのだろう・・・

などと思いをめぐらしてはみますが、未来のことなんてわからない。考えたところで仕方がない話ですね。

 結婚記念日。年に1回くらい、夫婦のあり方を見なおすよい機会なのでしょうけど、忘れちゃったらダメですよね。「次は珊瑚」くらいは覚えておこう。