還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

還暦おばさんの「着たい vs 縫いたい」

藍染

生まれ変わりました

 一昨年、スカラップレースの服を縫ってみたくて、真っ白なレース生地で羽織りものを縫いました。スカラップレースは、丸く刺しゅうされている部分を生地から丁寧に切り抜いて仕上げます。画像の服のは裾と袖口を切り抜いています。柄合わせにもこだわって縫いました。

 

 縫いあげて眺めた完成品は、還暦おばさんにはちょっと着られない、ずいぶんとラブリーな服になってしまいました。「自分が着たい」ではなくて、「自分が縫いたい」服だったわけです。

 ここ数年、そういうことがよくあります。着たい服と縫いたい服が一致しないんです。

 

 ところで、昨年夏に福島県で藍染体験をしてから服を染めることに関心があります。11月に偶然入ったギャラリーで藍染作家さんに出会い、このラブリーなスカラップレースの服を染めてもらうことに。そして待つこと3ヶ月。最近、ギャラリーに納品されたというので取りに行って来ました。

 

 藍染は5段階の濃さで染められるようになっていて、私がお願いしたのは下から2番目の濃さ。深い色になる程、価格もお高くなります。

 自宅に戻り早速広げてみたら、真っ白の時の印象とはガラリと変わっていてびっくりです。これなら還暦おばさんでも着られそう。

 

 新たな問題は、縫糸がポリエステルだったために全く染まっていないので、自分の拙い縫い目が目立つこと!よく言えば別の糸でステッチをわざわざ入れたみたいにも見えます。

 作家さんには縫い目を褒めていただきましたが、次回お願いするときは木綿糸で縫った服にする必要がありますね。何事も経験と勉強です。