還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

たかが1cm されど1cm

コート

生地が変われば印象も変わりますね。

 以前、作家さんから直接購入したペイント生地。やっと型紙が完成したので、今日は裁断と本縫いをしました。まだ未完成です。

 

 型紙は本の付録を元に、自分用に直して作りました。現在、通信教育でお勉強中の、パターンの知識が役に立っていてうれしい限り。

 私は猫背で前肩なので、ショルダーポイントを前にずらします。そうしないと、襟の前側が上がってきてやや苦しくなることがあるのです。襟ぐりもあまり開いているのは好きじゃないので、少し詰めてみました。本のデザインより1cmくらい内側にしています。試着したらなかなか良い感じ。1cmのこだわり、大切です。

 

 今回の作品は、作家さんが大きな生地にペイントしたものから作っているので、服にした時にどこにどんな柄が来ればいいのかを、考えながら型紙を配置して裁断しました。

 左右同じ柄じゃ面白くないので、和服のように左襟側に強い柄が来るようにしてみたり、あれやこれやと工夫して楽しかったです。和服は左胸から左袖内側にかけてと、右袖の後ろ側にモチーフが来るようになっています。三味線を弾いたり琴を弾く時の動きに合わせてあるそうです。後ろ姿もお尻が大きく見えないような柄の配置を、学生時代に浴衣を縫うときに先生に教えていただきました。今回もそんなこともちょっと参考にしながら作ってます。

 

 完成したら、作家さんご本人にお見せしたいので、来月開かれる個展会場へ着て行こう。インスタでハッシュタグつけて公開すれば、作家さんご本人の目にとまるような気もするので、そちらもやってみよう!

 

 今回の作品は前開きボタン仕様の予定。ボタンホールは服が縫い終わって最後にする作業なので、それまでうまく縫い上がっていても、ボタンホールの位置を間違えたり、ボタンホールそのものを失敗すると、その作品はお蔵入りになる危険が…。ドキドキします。

 ミシンで作るボタンホールは、やり直しはききません。ほどくと、土台の布もぼろぼろになって傷だらけ状態になります。

 

 ということで、最終局面で難題を背負う作品ではありますが、何とか最後まで気を抜かずに、頑張って仕上げるつもりです。

 大きいボタン6個か〜。やるしかない!