還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

GW最終日は宝の山を整理しました

型紙

これでも宝の山

 ずっと、整理しなきゃなあと気にはなっていた洋裁の型紙たち。

 昨春の退職直後は張りきってインデックスもつけて整理を始めたのですが、途中で挫折。あまりにも細かい整理術は自分には向かないことを痛感したのでした。

 

 そしてGW最終日の本日、今日やらずしていつやるの?と自分をけしかけて、重い腰をあげたのでした!

 

 まずは全部出して、今後必要である(と思われる)ものだけを残すことを決意。最近は少しずつ型紙の知識も蓄積されているので、大昔によくわからないまま製図したものはこの際思い切って処分しました。

 

 型紙を並べてみて、わかったこと。それは廃棄するものがそれほどなかったということです。

 

 10枚弱出て来た帽子の型紙。実際に縫ったのはこれまで1つだけ。いつか縫うかもと思って集め過ぎたようです。こんなデザインはこの先かぶらないよなあ、と思うのもありましたが、接着芯に切り取り線がすでに印刷されていて、それをアイロンで布に貼れば手間がかからず帽子が縫える、というお気楽な型紙はもったいなくて、すべて保管。

 

 30年ほど前に流行したベストの型紙も複数出てきました。当時ベストばかり縫っていたなあ。裏地をつけて表にひっくり返すのも楽しかったし、襟も袖もないから案外簡単で、得意になって縫っていたのでした。懐かしさがこみあげてきてこちらも捨てられず。

 

 今回も読みふけってしまった、高校生の頃の雑誌の付録のハンドメイド本。本の中のメリヤス編みのセーターとキルトスカートはマネして作ったのでした。当時としては画期的なフルカラーの手順書。編み物の肩線の減らし目が色違いの糸で説明されていて、感動したものです。

 キルトスカートは、タイミングよくイギリスのお土産の赤いタータンチェックの生地を、母親の友人から着分いただいたので、喜々として縫いました。当時は洋服用の接着芯を知らなくて、バッグの裏に貼るようなごっつい芯をスカートに貼ったのも懐かしい思い出です。もう40年も前の付録雑誌ですが、やっぱり捨てられず。

 

 今後、絶対に縫わないと思われるテーラードジャケットの型紙もありますが、これをまたゼロから製図するのはかなりしんどい。

 などなど考えていたら、結局廃棄した型紙は数枚だけ。また130枚近くの型紙が手元に残りました。古びた紙の集まりですが、私にとっては宝の山ってことですかね。

 

 息子の時に使った赤ちゃん服の型紙も出てきたので、初節句を迎えた孫のためにこちらももちろん保管。ただ、頼まれもしないものを縫うのは今どきの若夫婦には嫌われそうですので、まあ、スタンバイだけしておきましょう。