還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

鯉のぼりの日に思う

鯉のぼり

今日は鯉のぼりの日

 田舎道を車で通りましたが、どのお宅にも鯉のぼりはありませんでした。

 昔話で恐縮ですが、昭和、いや、平成でも、田植え直後の田んぼの向こうには、鯉のぼりが泳いでいたものです。

 

 童謡や唱歌にあるような「屋根より高い」「甍(いらか)の波と雲の波、重なる波の中空(なかぞら)を」泳ぐ鯉のぼりなどは皆無ということでしょうか?

 

 観光地に行けば、見られますね。でもあれは大量の鯉のぼりが泳ぐんじゃなくてぶらさがっている。イカの干物みたい。テレビで見たのは川の中に浸かっている状態の鯉のぼりでした・・・。

 

 20数年前、次男の初節句に鯉のぼりを義父母にリクエストして、団地サイズのを買ってもらいました。が、日中共働きで誰もいない集合住宅のベランダに出しっぱなしというのは気がひけるし、土日もそこそこ外出したりして、やっぱり飾れず・・・。

 大風の日に金具が壊れ、ますます飾る機会を失い、ポリエステル鯉のぼりは紫外線をほとんど浴びぬまま、廃棄となったのでした。お義父さん、お義母さん、ごめんなさい。

 

 田舎道沿いのお宅、すごく立派な瓦(かわら)屋根のお宅ばかりでしたが、若夫婦は同居していないのかな?大きな柱に鯉のぼりを揚げるおじいさんもいないのかも・・・。高齢者が独居かもしれませんしね。

 

 写真の鯉のぼりは藍染めだそうで、とても美しいものでした。お値段を見たら、全部揃えると諭吉様が(今度は栄一様か?)結構な枚数必要だということもわかりました。庶民にはちょっと・・・。

 

 「橘(たちばな)香る朝風に」泳ぐ鯉のぼりを見ることは、もう贅沢なんですかね。 

 田舎道沿いの和菓子屋さんで買った柏餅(こしあん推し)を食べながら、そんなことを考えました。

 

 タイトルはAIさん作、ありがとう。