先日、美味しい栗きんとんを携えて、地元の友人の結婚式に参列するために帰省して来た長男。
私も夫もワクワク。次男も呼び寄せて家族4人でお寿司屋さんへ行き、近況報告したり楽しくおしゃべりしていい時間を過ごしていました。
と、そこへ「実家に帰って来ても何のメリットも無いんだよなあ。」と長男に言われ、
何それ、え〜？
そりゃ、お土産買って、高い交通費かけて、時間もかけて、我々に会いに来ることは大変だとは思いますよ。私だってあんた達連れて、何時間もかけてお父さんの実家に毎年夏と年末は帰省していましたからね。帰省が面倒だと思ったことも正直あったけど、やっぱり我々の元気な顔を見せるのは義務だと思って何十年も繰り返しました。特に義父が亡くなってからは電車に1人で乗れない義母のためには、こちらから出向くしか無かった。家の修繕をしたり、冬は雪かきもしたし、少々のお小遣いも置いて来ましたよ…
などと頭の中でグルグル。まあ、若い長男にはそこまでの考えはまだ無理か。
すると「我が家はあっち（嫁）の実家に比べてドライだ」とも言われました。
え〜っ？ちょっとそれはどういうこと？去年、あんた達夫婦が倒れて、家政婦に行ったのは誰でしたっけ？車を購入する時には援助もしたはず。旅行先から美味しいものを送ったり、頼まれたキーボードカバーも縫いましたよ…
と、また頭の中でグルグルしましたが、
「まあ、色んなご家庭があるからね。」と落ち着き払って言った私。
確かに嫁ちゃん宅はものすごく家族仲が良い。しょっちゅう食材送って来ているみたいだし、長男夫婦が引っ越しの時もご両親➕嫁いだ娘（嫁の姉）さんまで手伝いに来たと長男から聞きました。以前、長男夫婦が自宅に帰るのを見送るのに、我が家は駅まで送って別れるのがせいぜいなのに、あちらの両親は嫁いだ娘さんと一緒に改札まで行き、見えなくなるまで高々と手を振っていました。最初にその光景を見た時はかなり引きましたが（スミマセン）、娘の親というのはそういうものなのかなと思い直しました。
長男には「温かいご家庭で育った人に悪い人はいないから、君は良い人と結婚したんだよ。」とだけ言っておきました。
ちょっと面白くないなあ、いちいち比較されちゃうと。
それに実家ってそんなに面倒な所？
（まあ、それに関してはそうかもね。今の私は実家の空き巣騒ぎの後始末が面倒ですから)
今度また比較されたら「ウチはウチですから！」って言い返してやろう！
あ、そういう開き直りはもまた、嫌われるでしょうけどね〜。それもわかっています。
でも栗きんとんはまたお願いしたいなあ。
