先月初めてお会いしたピュアなマダムから「クロモジ茶」が送られてきました。
初対面のとき、私にネット編の作品と編み図をくださったのですが、その後「ほかに編みたい方が出てきたので、編み図を一度戻して欲しい」と連絡が来ました。
コピーして渡せばよかったと悔やまれていらっしゃるご様子。
私は20代のときに、ニットデザイナーの方の助手をしたり、編み物教室に通い、いつのまにか講師の資格まで取っていますが(実際にはそれほどの実力はないと思っています・・・)、現在では裁縫の方が好きで、編み物は今はそれほど興味がありません。10年ほど前に我が家にあった大量の毛糸をすべて廃棄して、編み物とは完全にお別れしたのです。(今ならメルカリに出すこともできました。デザイナーの先生から頂いた糸はどれも高級品でしたので)
ということで、いただいたネット編作品(広げてみたら、ほどけている箇所もありました。骨董品のようです・・・)も編み図も、今の私には・・・。編み図はもちろんのこと、ネット編作品も今度編まれる方の見本にもなると思い、これまでの経緯も書き添えて、そのままそっくりお返しいたしました。マダムはインターネットは全く使えないご様子でしたので、インターネット上にある「ネット編」の編み図もプリントアウトしてそれも同送しました。
すると今度はそのお礼にと、このクロモジ茶が送られてきたというわけです。お茶はご自分に縁がある隠岐の島のものだそうで、「海のミネラル分が豊富に入っていると思う」とのことでした。爽やかな若い木の香りもして、本当に美味しいお茶です。
早速茶道仲間にもおすそ分けしました。茶道ではお菓子を頂くときにクロモジの楊枝を使うので、クロモジという樹木はとても身近に感じられます。
マダムからはお茶と一緒にキャサリンヘップバーンの写真も送られてきて「自分もこの女性のように穏やかな顔で歳を重ねていきたい」と添えてありました。
なかなか興味深いマダム。何だか文通でも始まりそうな予感もします・・・。