2週間ぶりの茶道教室は茶事でした。
最初にいただいた白湯には、柚子をすりおろしたものが入っていて、爽やかなお味。
青い柚子の方が色合いが良かった、と先生は少々ガッカリのご様子でしたが…。
そして、先生が朝早くから用意されたお料理をいただきました。それぞれの盛り付け方やおかわりの仕方など、細かい作法の説明を伺いつつ、お腹はすでにいっぱいです。
焼き魚を盛り付けるのを忘れた、と先生が後からそれを追加。ますますお腹が苦しくなって来ました。
その後、濃茶のお点前を先輩の生徒さんが見せてくださって、緊張しながら観察。所作が美しくて、うっとりしました。
お菓子は式亭(有名なお店だそうです)の大徳寺納豆で、これも初めてのお味。あと味にほのかに納豆が香ります。
コロナのために、今は濃茶も替え茶碗なので、昔のように皆でひとつのお茶碗から飲むことはないそうです。私は飲み終えた後の、懐紙を使った拭き方さえ知らないので、別の先輩の生徒さんに教えていただきながら何とかついていきました。
その後、干菓子と薄茶に進み、今度は私が正客。亭主との問答がしどろもどろになってしまって、会話を楽しむことがなかなかできません。
後片付けをして帰る頃にはお腹も心も満たされて、心地よい疲労感。
季節を感じながらお茶をいただける時間は贅沢だとしみじみ思います。
また全員和服だったので、他の方の装いを拝見するのも楽しい時間。
リサイクルショップで出会ったという着物のことで、話も弾みます。
次週はどんな着物と帯で伺おうかと、あれこれ考えながら帰途につきました。