次回のお茶のお稽古は、いつものメンバー以外もお招きして茶事をやることになっていて、今回のお稽古はそのリハーサルでした。
先輩の生徒さんがお点前をなさいます。私は次客。ほとんど見ているだけでした。
お菓子2種類、濃茶を2回、薄茶を1回いただいて、お腹も大満足。
懐石料理担当の私は、先輩の生徒さんと打ち合わせをする必要がありましたが、お母様の具合がお悪いとのことでお見えになりませんでした。
1人じゃ絶対に、ぜーったいに無理でーす!
私の心の叫びが通じたのか、先生が「私の方でだいたい用意しておくわね。」とおっしゃっいました。
「安心してください! 」明るい安村風に聞こえた気がして、ホッとしました。
お稽古後半からは、お茶会のために先生が次から次へとお道具を出して来て、「これが良いかしら、そっちが良いかしら。」状態に。
私は、初めて見るものばかり。お道具が入っている木箱には、どれも美しい真田紐がつけられていて、それもまた見惚れます。
真田紐、だーい好き。美しくて丈夫。用の美って感じです。
帰り際、先輩の生徒さんが、先生のお庭の木戸に植物があしらわれているのを見て、
「先生。こちら、素敵ですね。」
もしかして、次回のためにもう設えてある?
と思ったら、勝手に生えて来た植物が、木戸に絡んでいるそう。
先生もその植物の名前がわからないとのことだったので、私が写真を撮影してGoogle検索をしたら、カニクサだということが判明しました。別名はツリシノブだそうです。
ツリシノブだなんて!と先生、大喜び。
美しく木戸に絡んでいる植物は、偶然の美だったわけですね。
私にとっては初めての茶事となります。緊張しますが、ちょっと楽しみでもあります。
どんなお着物で伺えばよろしいでしょうかね〜。