還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

茶事の準備と偶然の美

カニクサ、ツルシノブ

カニクサと判明しました。

 次回のお茶のお稽古は、いつものメンバー以外もお招きして茶事をやることになっていて、今回のお稽古はそのリハーサルでした。

 先輩の生徒さんがお点前をなさいます。私は次客。ほとんど見ているだけでした。

 お菓子2種類、濃茶を2回、薄茶を1回いただいて、お腹も大満足。

 

 懐石料理担当の私は、先輩の生徒さんと打ち合わせをする必要がありましたが、お母様の具合がお悪いとのことでお見えになりませんでした。

 

 1人じゃ絶対に、ぜーったいに無理でーす!

 

 私の心の叫びが通じたのか、先生が「私の方でだいたい用意しておくわね。」とおっしゃっいました。

 「安心してください! 」明るい安村風に聞こえた気がして、ホッとしました。

 

 お稽古後半からは、お茶会のために先生が次から次へとお道具を出して来て、「これが良いかしら、そっちが良いかしら。」状態に。

 私は、初めて見るものばかり。お道具が入っている木箱には、どれも美しい真田紐がつけられていて、それもまた見惚れます。

 真田紐、だーい好き。美しくて丈夫。用の美って感じです。

 

 帰り際、先輩の生徒さんが、先生のお庭の木戸に植物があしらわれているのを見て、

 「先生。こちら、素敵ですね。」

 もしかして、次回のためにもう設えてある?

 と思ったら、勝手に生えて来た植物が、木戸に絡んでいるそう。

 

 先生もその植物の名前がわからないとのことだったので、私が写真を撮影してGoogle検索をしたら、カニクサだということが判明しました。別名はツリシノブだそうです。

 ツリシノブだなんて!と先生、大喜び。

 美しく木戸に絡んでいる植物は、偶然の美だったわけですね。

 

 私にとっては初めての茶事となります。緊張しますが、ちょっと楽しみでもあります。

 どんなお着物で伺えばよろしいでしょうかね〜。