還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

「しちじしき ひらかげつ」って何ですか?

オクラの花のおひたし

オクラの花のおひたし

 1ヶ月ぶりの茶道のお稽古でしたが、お休みの生徒さんが数人いたので、先生ともう1人の生徒さんと3人でした。

 私は福島土産の柚餅子(ゆべし)を、もう1人の生徒さんもお煎餅とゼリーを持参。

先生もお菓子や果物を用意してくださっていて、まずは先生のお宅のリビングで

「お稽古の前に、冷たいお茶でもいただきましょう。」

ということになり、女子トーク開始。

 この1ヶ月の四方山話を、あれこれとお菓子をいただきながらおしゃべりしていたら、いつのまにか2時間経過!

 

 先生が席を外された時に、私が先輩の生徒さんに「今日のお稽古はどうなるのでしょうね?」と尋ねると

「多分、このままでしょうね。」とあっさり。

 まあ、そういう日もあるよね、と素直に納得。お点前の順番もすっかり忘れているので、私も気が楽。ちょっと嬉しい。

 

 お釜をリビングに運び込み、薄茶を点てたりもしましたが、そこからまた女子トークは止まず…

 

「オクラの花は開くとアリが来るから、開く前に今朝摘んでおひたしにしたのよ。」と先生がキッチンからおひたしを運んでくださいました。味付けは柚子の絞り汁と砂糖と醤油。生まれて初めて食べましたが、オクラ同様粘りがあって歯触りもあり、なかなか美味しいものでした。

「茶会席なら、これに白魚を少し添えてもキレイよね。」と先生がレクチャー。華奢なお魚をあしらいたいとのこと。

 なるほどね〜。勉強になります!

 

 来週以降のお稽古の内容をどうするのかという話題になった時、先生が「平花月をやりましょう。」と提案。

 

ひらかげつ? なんですか?それ。

 

 札(ふだ)を各自が取り、花の絵の札を引いた人がお茶を点てる亭主となり、月の札を引いた人が正客(しょうきゃく)としてお茶を飲むものだそうです。

 足の運びなど、覚えることが沢山あるようで、入門者の私にはまだまだ無理…

   雀荘で点数を数えろと言われているようなものだなあ、などと躊躇していたら、

「トランプの七並べと同じよ。ルールさえ覚えれば誰でもできるわ。」と、先生がこれまたあっさり。

 

「七事式(しちじしき)平花月ってネットにはありますけど、七事式って何ですか?」と尋ねると、もう1人のベテラン生徒さんが「あら七事式のひとつなんですか。」と反応。

 

あーまたわからん!何のことですか、しちじしきって!

 

すると先生が七事式全8冊の本をテーブルにドンと置いて、簡単に説明してくださいました。

どうやら茶道のお稽古法らしく、平花月は初歩の初歩だそうです。

 

何が何だかわかりませんが、来週から七事式平花月を学ぶことになりました。

ほかの生徒さんのご迷惑にならないように…イヤ絶対迷惑かけるよなあ。

でも知らないこと教わるのって楽しい。