1ヶ月ぶりの茶道のお稽古でしたが、お休みの生徒さんが数人いたので、先生ともう1人の生徒さんと3人でした。
私は福島土産の柚餅子(ゆべし)を、もう1人の生徒さんもお煎餅とゼリーを持参。
先生もお菓子や果物を用意してくださっていて、まずは先生のお宅のリビングで
「お稽古の前に、冷たいお茶でもいただきましょう。」
ということになり、女子トーク開始。
この1ヶ月の四方山話を、あれこれとお菓子をいただきながらおしゃべりしていたら、いつのまにか2時間経過!
先生が席を外された時に、私が先輩の生徒さんに「今日のお稽古はどうなるのでしょうね?」と尋ねると
「多分、このままでしょうね。」とあっさり。
まあ、そういう日もあるよね、と素直に納得。お点前の順番もすっかり忘れているので、私も気が楽。ちょっと嬉しい。
お釜をリビングに運び込み、薄茶を点てたりもしましたが、そこからまた女子トークは止まず…
「オクラの花は開くとアリが来るから、開く前に今朝摘んでおひたしにしたのよ。」と先生がキッチンからおひたしを運んでくださいました。味付けは柚子の絞り汁と砂糖と醤油。生まれて初めて食べましたが、オクラ同様粘りがあって歯触りもあり、なかなか美味しいものでした。
「茶会席なら、これに白魚を少し添えてもキレイよね。」と先生がレクチャー。華奢なお魚をあしらいたいとのこと。
なるほどね〜。勉強になります!
来週以降のお稽古の内容をどうするのかという話題になった時、先生が「平花月をやりましょう。」と提案。
ひらかげつ? なんですか?それ。
札(ふだ)を各自が取り、花の絵の札を引いた人がお茶を点てる亭主となり、月の札を引いた人が正客(しょうきゃく)としてお茶を飲むものだそうです。
足の運びなど、覚えることが沢山あるようで、入門者の私にはまだまだ無理…
雀荘で点数を数えろと言われているようなものだなあ、などと躊躇していたら、
「トランプの七並べと同じよ。ルールさえ覚えれば誰でもできるわ。」と、先生がこれまたあっさり。
「七事式(しちじしき)平花月ってネットにはありますけど、七事式って何ですか?」と尋ねると、もう1人のベテラン生徒さんが「あら七事式のひとつなんですか。」と反応。
あーまたわからん!何のことですか、しちじしきって!
すると先生が七事式全8冊の本をテーブルにドンと置いて、簡単に説明してくださいました。
どうやら茶道のお稽古法らしく、平花月は初歩の初歩だそうです。
何が何だかわかりませんが、来週から七事式平花月を学ぶことになりました。
ほかの生徒さんのご迷惑にならないように…イヤ絶対迷惑かけるよなあ。
でも知らないこと教わるのって楽しい。