土砂降りの中、着物で茶道教室へ。こういう日はポリエステルの着物が大活躍。雨コートを着て、草履には爪皮 (つまかわ) を装着しました。爪皮とは雨カバーのことで、草履の先端にかぶせます。確か、商品名は「おとも」だったかな?「美人のつま先」っていうのもあるようで、和装小物ってキャッチーな商品名が多いかも。
その日のお稽古は廻り花(まわりばな)でした。七事式 平花月(しちじしき ひらかげつ)をやったことがありますが、こちらも同じ七事式だそうです。
廻り花では、亭主と客が順番に1つの花入(はないれ)に茶花を入れていくのですが、用意されている花入は1つなので、前に活けられているお花は取り去るしかありません。そのために前に活けた方に黙礼をして活けていくのだそうです。
用意されているたくさんの茶花から自分で決めた組み合わせで活けていくのですが、その様子も皆から注目されていますし、さっさとやらなければなりませんので緊張しそう。
今回は先生の発案で、花入は1つではなく、たくさん用意。順番で自分が活けたい花器を選び、枝ものと花ものとを選んでいけるようにしました。
今回用意された花材は
枝もの・・・馬酔木(あしび)、雪柳、連翹(レンギョウ)、土佐水木(トサミズキ)
花もの・・・クリスマスローズ、はなだいこん、など。
トップバッターはまさかの私。(ギョエ~!)
見たことも聞いたこともない活花、どうやんの?
まずは先生がお手本を見せてくださったので、とりあえず真似をすることに。
床の間の前に座り、並んでいる花入から無難そうなものを探します。が、どれが初心者向きかさっぱりわかりません。とりあえず、安定感のあるカゴを選択。
大好きな雪柳は枝もの。花もののクリスマスローズとあわせて、恐る恐る活けました。自分が何を選びどう活けるのかを、皆がじっと見ているから、ホント難しい。
時間もそれほどかけられないので、とにかくさっさと終わらせます。そして次の生徒さんに交代。
一巡したところで、先生が花入を追加!
え~っ、まだ終わりじゃないの?
そして二巡目。
今度は馬酔木にしようかな。花がじゃらじゃらとついていてかわいいのですが、枝がものすごく細い。よくもまあこんなスレンダーな枝に、不釣り合いな重い花をつけたものよ・・・などと感心している時間も無し。
今度もまた籠を選んでしまい、馬酔木は無理と判断。クリスマスローズと、はなだいこん?を活けました。花ものだけになっちゃった。
そして、無事に全員が活け終わり、皆さんで観賞タイム!
壮観ですね~。美の競演って感じ。
その日の花材は全部先生のお宅のお庭にあるものだそう。
お茶の先生はホント色々な知識がないと務まりませんね。
皆さんの作品も愛でられるし、とても楽しいお稽古でした。
そしてその後は、フォーメーションが難しい(泣)、あの七事式平花月をやりました・・・。