昨年、倉敷を旅行して、児島という所に行きました。
デニム発祥の地だそうで、児島駅を降りると、ジーンズがたくさん飾られていてビックリ。駅の壁紙もデニム仕様でした。
私が行った時は繊維祭というのが開催されていて、繊維関係のお店がたくさんテントを出していました。私はすでに発狂寸前！特に材料が売っている店は全て丁寧に見てまわりました。倉敷帆布の店先では、ワゴンにキット商品を発見。上部にはすでにボタンが付けられていて、半分に折って脇を縫えば小さなトートバッグが作れるそう。しかも500円！バッグが縫えるキットが500円とは…試しに１つ買ってみました。
帰宅して布を広げたら、あれ？少し歪んでいます。
水を通してアイロンをかけても、長方形であるはずが平行四辺形。半分に折って脇を縫えば袋状になるのですが、半分に折ると曲がってしまいます。しかもバッグ上部にはスナップがすでにガッチリ付けられているので、それを生かさない訳にはいきません。赤いラインも入っています。何となく意欲が低下してしまい、そのまま何週間か放置となりました。その後、このままではいけないと、地の目（じのめ）を通して長方形になるように裁断し直しました。（500円は手間がかかります…。）
日頃は洋服ばかり縫っているので、帆布のような厚い布はあまり縫ったことがありません。ミシンの説明書を出してきて、針も糸も太いものに取り替えました。糸は20代の頃に買い揃えたものがあります。40年も前のものですが保管が良かったせいか、無事使えました。
さてどんなバッグにしよう？トートバッグじゃ面白くないなあ。
最近、職人さんが腰に下げているツールバッグが気になっていて、今回はそれを真似して作ることにしました。斜めがけでも使えるし、紐を短くすれば腰にも下げられるタイプがいいかな。
紐は、同じく繊維祭で買った真田紐（さなだひも）。
真田紐、好きなんですよね。しっかりとして、それでいて美しい。繊維祭りで数本買っちゃいました。
職業用ミシンでしたが、ゆっくりゆっくり縫って無事完成！
腰に下げても良い感じです。（自画自賛かよ！）
他にハギレの皮革も縫って、その日の厚物縫いの自己研修は終わりとしました。
あー楽しかった。また帆布買って来ようかな？
