9月に予約して楽しみにしていたバッグ制作の講習会に行ってきました。
職業用ミシンで縫えるバッグ制作ということで、興味津々。
生徒は全部で10名程度。席に着いたら、すでに材料は裁断されていて、ちょっと安心しました。
ミシン会社の社員さんの手ほどきで縫うのかと思いきや、バッグの作家さん自らが教えてくださる講習会で、テンションも高くなりました。
始めてみると洋裁とは違って、バッグならではのテクニックが多々あり、やっぱり実際に手を動かしてみてわかることって多いなあとつくづく感じました。
今回はステッチの色に色糸を使うので、まっすぐに縫わないとアラが目立ちます。皮の部分は間違って縫ってほどくと、穴が開いたままになるので、まっすぐに縫うのがとても疲れました。それでも一応使えるバッグに仕立て上げることができたので、今回は良しとします。
作家先生もおっしゃっていました。うまく仕立てるには「数をこなすことが大切です。」って。一回目から上手に縫えるわけないんですよね。
それでも終了予定時刻より90分も早く縫い上げたのは、日頃のミシン練習の成果かな?(自画自賛)
早めに会場を出られたので、生地屋さんへ直行。ニット地を買って帰りました。
帰りの車内では座席が満席で座れず、つり革につかまって、景色をぼーっと見ながら立っていました。やや斜め前の若い男性2名にどこか落ち着きがなく、笑ったりしながらそわそわと変な動きをしています。パーカーのフードを前からかぶってみたり、フードを取ってみたり・・・。気のせいかこちらを見ているような?なるべく目を合わせないようにしていました。
彼らの隣席が空いたので座ったら、急に2人の内の1人が私に話しかけてきました。
「●●●先生ですよね?」
え~?誰?
どこかで見たような?でもあまり記憶にない顔の2人。いくつか質問したら、3月まで勤務していた高校の生徒ということが判明しました。
その日は大学のAO入試で、その帰りとのこと。
元野球部の彼らと、何とな~く話題を合わせつつ、和やかにおしゃべり。
私の降車駅に着いたので「頑張ってね~。」と言って別れました。
昔はスーパーマーケット等で生徒にばったり会うと、生徒はもちろん、一緒にいる保護者まで丁寧にご挨拶される方が多かったのですが、ここ数年は「先生、●●スーパーにいたよね?」と後日学校で言われたりすることが多くなりました。そういう時は何とも言えない気分になったものです。
その点、今日の彼らは笑顔で声をかけてくれたので、明るい気持ちになりました。
さすが野球部、コミュ力高いぞ!