還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

3Kだけど頑張ろう!娘に贈りたいウエディングドレス。

製図中

再開

 この雑然とした風景画像を周知することには、ややためらいがありましたが、作業中ということで・・・。

 

 あの3K(きつい、厳しい、孤独・・)の文化服装学院通信教育パターンコースの最終課題にいよいよ取り掛かることにしました。前回の添削でポッキリと折れてしまった心が癒えるまでに、かかった時間は2ヶ月(最初は半年でしたけどね。)。こういうのも「日にち薬」って言うんですかね・・・。

 

 さて、最終課題は自由作品ですが、定期的に送られてくる優秀作品を拝見すると、みなさんこだわりの作品ばかり。ちなみに優秀作品制作者は、洋裁教室の先生や元パタンナー、服飾専門学校で学んでいたとか、腕に覚えアリの人ばかり・・・。私とは住む世界が違う方ばかりなんですよね~。

 

 私はファッションイラスト画も描けなくて(最終課題では提出が必要)、先月講座に出て学んできたのですが、描いて感じたことは、モデルさんになら着せてみたい服が山ほどある!ということ。自宅でホームソーイングに興じていると、自分の体形にそぐわないデザインや年齢的にもう着られない服には見向きもしませんが、ファッションイラスト画だったら、露出の多い服でも、非日常なデザインでも何でもOK。ファッションって自由なんだ!と、自分の価値観の狭さを思い知ったのでした。

 

 ということで最終課題は、非日常で、自分の年齢にも無関係。興味があったけど手が出せなかったウエディングドレスに決めました。幼い頃、あんなにお姫様ドレスを描いて遊んでいたんだから、ある意味再トライ。有名デザイナーのショーだって、最後を飾るのはウエディングドレスですしね。

 

 今どきのデザインじゃないとまたいっぱいダメ出しされそうなので、ピンタレストというアプリも新たに追加して、今どきのウエディングドレスを調べました。イメージはガーデンウエディング。新婦はゆるくまとめたヘアと小さなブーケ。裾は引きずらない長さがいい。芝生の上を歩けるように・・・。

 などと妄想の世界に入りつつ、お手本の写真を拡大して、どこに縫い目があるかを一生懸命探して製図を考えます。縫い方も知らないとと思い、すでに絶版の古いウエディングドレスの裁縫本もアマゾンで見つけて買っちゃいました。まあまあお高い・・・。

 

 最終課題は長いレポートも必須で、課題決定のコンセプトなんかも書かなければなりません。私が考えているのは、亡き娘に贈るドレスにしたいということ。生きていれば今年で29歳。十分すぎるほどの適齢期です。生後1か月で虹の国に行ってしまった彼女には何にも買ってやれず、何にも作ってもやれず・・・(泣)だったので、せめて妄想の世界では娘にウエディングドレスをプレゼントしたい!母親に似て?美しく成長した(であろう)彼女が、笑顔でガーデンを歩く姿を思い浮かべて、泣きそうになったり、ニヤついたり・・・。

 

 しかしながら現実世界では、平面製図を始めたらすぐに行き詰り(苦笑)。わからないことだらけです。仕方なく方針を変更して、シーチング生地をボディにあててピンを打ちながら立体裁断を始めました。鉛筆で書いたり、ハサミで切ったり・・・・。そういう時間はとっても楽しいんですけどね。

 

 道のりは果てしなく長いのですが、今回は目標が明確だから頑張れそうな気がします。製図、パターンのほかに、1/2サイズでドレスも制作するので、奮発してシルクの生地で縫っちゃおうかな?ますます夢が膨らみます。

 あ、でも3Kですけどね。