
犬山市の有楽苑(うらくえん)、2泊3日の滞在中に2回も行きました。敷地内には国宝のお茶室、如庵(じょあん)もあります。織田長益(有楽斎)が建てたものだそうです。
初日はお庭や茶室を見学、お呈茶をいただいた際には、お軸、お花、花入、お茶やお菓子、お茶碗などについて自分から質問することができました。これも毎週茶道のお稽古に行っているからこそ。先生、ありがとうございます。
水琴窟の音色に聴き入り、お茶室と紅葉のコントラストも楽しみながら、秋の午後を満喫。
いただいたパンフレットを宿に戻ってしみじみ見返したら、茶花園を見てこなかったことに気づき、翌々日にまた行くことにしました。茶花園は作業する方々がいらしていたので、運良く植栽の説明も受けることができました。
「お茶の花には走り花や終わり花というのがあって、季節を先取りしたり、終わりゆく季節を楽しむというのもあるね。」と、作業のおじさん。
終わり花は残花のことかな。走り花は知りませんでした。またひとつ覚えました!
如庵にはボランティアで説明してくださる方もその日はいらして、手作りの説明カードを使いながら歴史や有楽斎の人柄について熱心に教えてもらったので、初日よりも深く知ることもができました。有楽斎は千利休に直接教わったと、Wikipediaに書いてあったのをあとで読んでそれもびっくりです。
本来は京都の建仁寺にあったお茶室が、数百年後に木曽川and犬山城天守閣のすぐそばに移築されることになるとは、有楽斎さんも想像だにしなかったでしょうね。
東京の有楽町という地名もこの人に関連していることもわかって、今回の有楽苑見学はなかなか面白かったです。