還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

お茶会での学び、あれこれ

クラウンベッチ

可愛いけどね、クラウンベッチ。

 お茶会の前夜遅くに茶道の先生から、ご自分のお友達が来られなくなったというLINEが生徒全員に届きました。高齢のお母さんの具合がお悪いとか。「代わりに来られる人なんていませんよね。」とありましたが、お茶にやや興味がある夫に訊ねようにもすでに就寝中。私もそのままにして就寝してしまいました。

 

 翌朝、夫に「今日のお茶会、突然来られなくなった人がいるんだけど、一緒に行かない?」と聞いたら、真顔で「行けません。」とつれない返事。少々ムカついた朝の出来事を、お茶会が始まる前に仲間にこぼしたら、その生徒さんも先生からのLINEを読んでご主人を誘ったそう。ところが「僕は君のような出かける着物を持っていないから行かないよ。」と言われて来たとのこと。いろいろな断り方があるものだ、とお互い苦笑い。

 

 さてお茶会では主催者(お茶を点てる亭主とはまた別の方)がその日のために用意されたお道具やお花、お軸などをひとつひとつ丁寧に説明くださいましたが、正客の方の尋ね方や相槌の打ち方が大変慣れていらっしゃって、お2人の言葉のキャッチボールに聞き惚れてしまいました。

 「これからの季節は暑くなりますので、お花を選ぶのも大変ですね。」など相手を気遣う場面が何度もあって、おもてなしに感謝することの大切さを再確認。

 カスハラする人に足りないのは、そういう心なのかも。

 

  初夏の陽気でしたが、格式の高い和装でお見えになる方々が多く、花織の着物に博多帯の私はずいぶんと初心者らしい格好だったなあ、と反省。次回は暑くても二重太鼓で行こうと決意しました。

 

 稽古仲間の共通の知人(お茶を全く知らない年上の男性)もお誘いしたので、次々と説明される内容を私がわかる範囲で噛み砕いて伝えましたが、自分にとってもその「通訳業」は有意義だったと思います。もっとお茶の世界を知りたいなあという気持ちが自分にも芽生えてきました。

 

 写真の花はお茶会が終わって帰宅後、着替えてスーパーへ買い物に行く途中の歩道内の花壇で見かけたもので、可愛いなあと思って撮影。調べたらその名はクラウンベッチ。グラウンドカバーに向くと書いてありましたが、ということはいわゆる「増殖系」。

 我が家の小さな庭では危険植物になってしまいそう。眺めるだけがよろしいようです。