「退職記念に旅行に行きたいよね。」と仲良し３人で言ってから早3ケ月。一向に計画を練る気配がありません。この4月から各自がまあまあ忙しい生活を送っているのも一因だとは思います。
さすがに「詳細を決めよう！」ということになり、今日はランチ会を兼ねて我が家へ集合となりました。「飲料も食料も各自持参する。」が毎度のお約束です。
友人の1人が「私はおにぎりにするよ。」という話だったのに、彼女が持参したもの並べてみたら小さなおにぎり以外に、ミニトマトとキュウリのピクルス、サツマイモの甘煮、厚揚げの煮もの、ナスの煮びたし、スイカ、虎屋の羊羹、まんじゅう、青色の紅茶・・・・
これだけあるのに
「あ～、ウリの漬物とナスの漬物、冷蔵庫に忘れてきた～。」と残念がっている。「今回はすんごく上手に漬けたんだよ。あ～忘れてくるなんて！」とずっと悔やんでいました。
彼女が持参する料理の野菜や果物はすべて自家製。畑は舅さんがやっているのだそう。彼女はそれを適宜収穫して、ひたすら料理しています。
「ミニトマトは収穫しないとぼたぼた落ちちゃって、大変なんだよ。」と畑の苦労？を教えてくれましたが、私は取り皿と割り箸を出しただけで、ご相伴に預かって大満足。案の定、食べきれないので、残った分はもう1人の友人と夕飯用にするべく山分けしました。こういう置き土産、ホント助かるなあ。また来てよね。いつでも大歓迎だよ。よろしくね。
食事が終わると全員あくびが出たのにはちょっと驚き。若いときはそういうことはなかったと思う。還暦オバサンは夏の午後は眠い・・・。
「ハイ、じゃあ旅行のこと決めようね！」と私が活を入れ、眠い目をこすって知恵の出し合い。
3人とも観光したいものはだいたい決まっていて、美術館、博物館、遺跡、街並み巡りが希望。ほかに美味しいものも食べたいし、豪華な宿にも泊まりたい、寒いのは嫌、暑いのも嫌、船で島にも行ってみたい、飛行機もいいね、グランクラスも一度ね、寝台列車ってまだ走ってる？乗ってみたいよね・・・と、なかなかまとまりません。
添乗員付きは窮屈だよね。自分たちで決めたいもん。でも、全部自分で考えるのは面倒だしね～とわがまま三昧。
そろそろ、冷蔵庫に入れておいたチョコレートケーキや主菓子が気になるころ。ということでMTGは中断。美味しいお菓子をいただきながらお抹茶タイムをはさみます。自分たちで薄茶を点てて一服。いや二服したかな。そうなると話題は自然とお茶のお稽古の話になり、なぜか袱紗捌き（ふくささばき）の練習が・・・。結局決まったのは旅行の日取りだけでした。
高校時代から変わらない3人の関係。こうなってくると、今後の詳しいプラン決めは私に一任されることが予想されます。出発は11月。3人のわがままを取り入れつつ、さあどこに行こうかな？やっぱり紅葉が見たいよね、車窓から？サイクリング？でも膝の具合どう？階段とかも無理？お城はやめようか？・・・考えることが山積です。
