還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

鹿(シカ)と鴨(カモ)で迷うのは、5秒までと決めています。

ある日の空

ある日の空です。

 夫が仕事で使う新しい棚を買い込んできて、6畳の和室に置くと言い出しました。

 その部屋には、すでに彼(ヤツ)の仕事関係の書籍ボックス(みかん箱くらいの大きさ)が14個!も積んであるというのに、半畳分がなおも占領されるの?

 自宅勤務というのも考え物ですね・・・。

 

 和室には私関係の物品も置いていたので、夫から反撃を喰らう前に片付けることにしました。友達へのお土産と、ヨガマットと、自治会の資料。

 お土産は数日後に渡す予定あり。ヨガマットは夫も時々YouTube見ながらストレッチしてるみたいだし、まあそれは共用品ということでそのままかな。

 

 問題は自治会の資料です。しかも古いキャスターバッグごと置いてあります。

 4月の総会の会場で「引継ぎはこれね。」と、その古いキャスターバックごと前役員から渡されたのには、本当に驚きました。他の地域の方々は、大きめの紙袋くらいだったからです。

 帰って開けて見たら、もう何年も整理されていない代物ばかり。

 これまでの役員の怠慢!

 ご近所さんの顔が浮かびつつ、妙に腹が立ってきました。

 

 前回、我が家で役員をやったのは夫。私は初めての業務で、書類の取捨選択は容易ではありません。上層部の方に過去何年分あればよいかをお聞きして、すぐに半分程度廃棄しましたが、キャスターバッグを廃棄する勇気はありませんでした。

 

 12月となり、会合にもすでに8回ほど出席。毎回使う資料も固定化しており、それ以外の資料はキャスターバッグ内に入れっぱなしです。そろそろ次年度の方への引継ぎも視野に入れる時期。

 年度末まで待たずに、キャスターバッグ内の資料を再び確認したところ、残すものは1割程度と判明。それ以外は思いきってシュレッダーへ。格闘すること小1時間。書類箱におさまる量となり無事終了。そして、古いキャスターバッグも廃棄することにしました。

 これなら来春の引継ぎの時にも堂々と渡せます。

 

 この断捨離について仲良しの友人たちにLINEをしたら、賞賛とともに

「誰かがやらなくてはならないことはわかっているが、自分ではなかなかできない。

 そもそも自治会の資料の片づけをするという、そのエネルギーがすごい。

 それは自分の荷物でも同じこと。

 もしかしたら使うかも、と思って捨てるのを躊躇する。」と、

 鹿と鴨のイラスト入りで返信がきました。

 

 もしか(鹿)したら、使うかも(鴨)ね・・・。

 

 この手の資料は結局のところデータで残っているし、上層部も同じものを持っています。しかもこの地区は居住者も年々変化していて、古いものを見返したり、長年の慣習を踏襲するという文化もそれほど根付いていないのです。

 

 片付けのエネルギー?

 それはね、私が古いキャスターバッグを預けられたときの、

 あの怒りがそうさせるのよ。

 こんな嫌な気持ち、次の人へ絶対にリレーしたくありません!(キッパリ)

 

 自分のモノを処分するときも、5秒で判断。それ以上迷うものは廃棄と決めています。なるべくスッキリと暮らして、次の世代に迷惑をかけないようにしたい。

 

 誰も住まなくなったそれそれの実家に夫と2人で何度も通い、家にあったモノをすべて廃棄して、実家を空っぽにした経験上、そう思うのです。

 

 それなのに、また新しい棚が我が家に来るとはね~。

 なかなか理想通りにはいかないものです。