毎年、ビニール製の50㎝くらいの高さのクリスマスツリーに、自分ひとりで飾っていたのは昭和の頃。両親は共働きでしたしね。買ってもらった電飾が重すぎて、よく倒れそうになっていました。
テレビで見る外国のドラマ。大人の身長よりも高いツリーだったら、もっとたくさん飾っても倒れてこないんだろうなあ、とずっと憧れていました。
その後、自分も家を持ち、やっと大きなツリーが飾れるときが来ました。
出来たばかりのショッピングモールに行き、自分の身長に近いようなツリーを購入。息子たちは気が乗らないようでしたが、私は飾り付けてウキウキ。ツリーよりも小さな次男をそばに立たせて、何枚も写真を撮りました。かわいかったなあ。
でも、それも長くは続かず・・・。
小学生男子たちはツリーには見向きもせず、新聞と一緒に届くトイザらスのクリスマスカタログを奪い合うように見て、欲しい物に大きな丸をつけることの方が生きがいに。
実家でも家庭を持ってからも、ツリーの飾りつけは私1人が担当か・・・。
そこへもってきて、単身赴任から戻って来た夫には「部屋が狭い。」とまで言われる始末。
え~、そんな。私の夢が・・・。
結構な大きさのあるツリーの箱。子どもも独立し、私も年齢を重ねてきて、だんだんツリーが邪魔に感じ始めました。
そして、ある年ツリーを出すのをやめたら、
「何も感じない。なくても平気。それより広い部屋がすがすがしい!」
我ながら、そこまで気持ちが変わっているとは。自分でも驚きです。
そこで、私の断捨離スイッチがONとなりました。
スウェーデン製オーナメントや、代官山クリスマスマーケットで買ったまあまあお高いドイツ製のおしゃれオーナメント類はメルカリで売却。私が出品するものとしては珍しく、あっという間に売れていきました!これは嬉しかったなあ。
そしてツリーも夫とゴミ処理場へ運び、見事サヨナラしてきました。公園で大きな松ぼっくりを拾って作った、お手製クリスマスリースやその他グッズも一緒に・・・。
自分で決断したこととはいえ、これだけ捨てたら私はどうなるんだろう?
とってもスッキリしたんですぅ~!断捨離、サイコ~!!(笑)
きっと、「大きなツリーを飾らなきゃいけない。」という呪縛から解放されたからでしょう。
巨大なツリー?外出先でいくらでも見られますよね。
で、我が家に残ったクリスマス飾りはわずか。
何となく捨てられなくて、というものだけが残りました。
今年、玄関に飾ったのは2つ。どちらもいただきもの。愛らしくて好きなんです。
還暦世代夫婦の暮らしですが、やっぱり目に入る物には、季節のうるおいが欲しいですもんね。
一度も聞いたことないけど、夫はこういう飾りをどう思っているのかな。
昭和のオジサンに聞くだけ無駄ですかね。
どんなケーキとチキンが食べたいか、だったら、すぐ反応するとは思いますけど。