私が通う麻雀教室は女性専用で2卓あり、1卓は長く通われているベテラン生徒さん5人が座っています。私のいる卓はまだ1年に満たない生徒3人がおり、先生が入るか、先輩卓から1名がローテーションで入るという具合です。
その日もまたいつものように先輩が1名加わってくださいました。
先生はいつも最初に復習を兼ねていくつかの質問をしてきます。その日は七対子と平和の復習でした。
最初に七対子(チートイツ)のことを聞かれた先輩。「え~何だっけ?」
私が隣で「にこにこにこ」と手をチョキにして小声で言いましたが・・・。
次の「平和(ピンフ)の4条件は?」の問いに私が1つ答え、その後は皆で協力して答えたもののしどろもどろ。解答を聞けば、全員「ああ、そうだった!」ということになるのですが、ササっと答えるのはなかなか難しいです。
先生が私に「毎日ゲームやってるから役覚えるんだよね?」と言うと、先輩が「ゲームやってるの?」と、とても驚いた様子。いつも先輩卓の皆さんには驚かれています。
「雀荘にも行きました。」と言うと、もっと驚かれる・・・。
今回は同期のKさんが本人も驚くほどに調子が良くて勝ち続けています。
先輩は独り勝ちしているKさんに振り込んでしまい、とても悔しがっていました。
先輩としてはやはり勝って終わりたいですよね。
教室には自動麻雀卓がないので手積みです。
Kさんが手積みにまごまごしていたら、
「こんなに何にもできない人に負けるなんて!」
先輩が無邪気にサラッと言い放ちました。
え~?
耳を疑う発言。
言われたKさんは余計あたふたして、牌を床に落としてややパニック状態。
それを見た私も焦って手が滑り、せっかく積んだ山を崩してしまいました。
終盤でやっと立直(リーチ)した私。ところがKさんに振り込んでしまい、先生が指折り点数を数えると、何と24000点!これで私の4位は決定となりました(泣)。
すると心なしか、先輩のご機嫌は回復傾向。
隣の卓に向かって
「今ね、すごかったよ。24000点のマイナスだって!」
その後は同期3人で忘年会ランチ。
その日の麻雀の感想を述べあったのは言うまでもありません。