還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

ヨボヨボさんとフレッシュさん

枝垂れ桜

平日にお花見!

 地元の友だちが見頃を迎えていると教えてくれた枝垂桜。

 母校の近くにありながら当時は全く行ったことがなく、数年前に母親を連れて行ったのが初めてでしたが、時期が遅すぎてがっかり。ここの桜は世間の桜より1週間早く咲くようです。

 しかも花見の時期は臨時駐車場から歩かなければならないので、当時80代後半の母親にとっては苦行でしかなく、あまり良い思い出がない枝垂れ桜です。

 

 今回は青空の下で桜を見たいと思い、天気予報を吟味して決行。1時間以上かけて見に行きました。その日の朝にテレビで取り上げられたとかで、平日の割にはまあまあの人出。駐車場に入るのにも路上で待ちました。

 

 お目当ての桜は、寺の本堂の裏側にある大きな大きな枝垂れ桜。樹齢は500年以上。

 横に大きく広がっていて、かなりの老木。自力では立っていられず、あちこちに支柱があり、枝は吊るされています。

 ずい分、ヨボヨボ・・・。

 花は小ぶりで、日頃メディアでよく見るようなふっくらとした桜花ではなく、ちょっと拍子抜け。

 それでもせっかく来たのだからスマホで撮影しようと思い、大きなカメラレンズ持参の人の傍に行って、その人と同じ方向を向いて撮影しました。教員時代、学校行事を撮影に来ているプロカメラマンから教わったテクニックで、上手な人の傍で撮影すればよいアングルで撮れる確率も高くなるというわけです。

 

 ひとしきり撮り終わると、もう一度自分の目でじっくりと愛でることにしました。

 華奢だと思っていた花もよくよく見れば、老木に相応しい可憐な花。太い根っこからはフレッシュな枝がまっすぐに何本も伸びていて、いっちょ前に花をつけています。

 枝垂れるまでにはあと何年もかかりそうな若々しい枝を見て、感激。

 老木だって、どっこい生きている!!

 根っこのまわりには水仙やつくし、仏の座が生えていて、まるで大樹に見守られているかのよう。で、感動したもんだからまた撮影しちゃいました。

 

 駐車場へ戻る前に近くのお煎餅屋さんへ。子どもの頃から食べている懐かしい味ですが、店に入ったのは初めて。ただ残念なことに主力商品の棚は空っぽです。

 「今朝のテレビのせいで在庫がなくなっちゃったのよ。昨日はガラガラだったのに・・」と女将さん。「無理して買わなくてもいいわよ。」とも言われましたが、記念に一袋購入。そうしたら女将さんがおまけのあられをくれました。ラッキー!

 

 自分の母校が近所だったこと、桜を見に来たことがほとんどないことなど、女将さんとおしゃべりしていたら、「ここの桜は咲き始めが赤くてきれい。満開の頃ではもう遅いのよ。」と教えられました。

 

 そうだったのか。じゃあ来年はもうちょっと早めに来ないと。

 だって、また「ヨボヨボさんとフレッシュさん」に会いたいしね!