還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

それじゃ、荷物減らないよ

窓の葉

嵐のあとで

 「今日は晴れたから、熨斗目(のしめ、祝い着のこと)出さなきゃ。」と友人からのLINE。友人の初孫のお宮参りの話です。

 

 彼女の初孫もそろそろ生後2週間。お宮参りの話題が出たのでしょう。お嫁さんが、赤ちゃんの祝い着は父親(赤ちゃんから見てね)が使ったものを、とのことで、彼女も長男に着せたものがまた使ってもらえると大張りきり。天気が良いので久しぶりに出してきて点検するという報告です。

 

 友人宅は田舎にありがちな総二階の大きな家。いったい何人で暮らすのか?と完成したときに驚いたものです。だから収納スペースには困らない。海外出張中の婿さんの荷物まで預かっています。それでも日頃から口にするのは「片付けなきゃ。」

 

 もともと捨てられない性格の人(すでに40年以上のつきあい)だから、断捨離は無理だよな、とは思っていましたが、30数年前の長男の祝い着まで保管しているとは!

 息子たちのベビー関係品はすべてレンタル(30年前なのに)だった私とは大違い。

 

 モノを大切にするというのは良い精神だとは思いますし、保管していたものを次の世代が使ってくれたら、どれだけ嬉しいことでしょう。でもそういうのって、ときに自己満足でしかないのでは?と感じるのは私だけかなあ。

 

 彼女は我が家に来ると「どうやったら片付くのか?」と聞いてきます。

「毎日1個捨てれば1年で365個捨てられるよ。」と言ってはみたものの、それを上回る数の買い物をしていたら、増える一方・・・。本人が変わらない限り無理っていうものです。

 

 私は夫の実家と自分の実家、2軒を空っぽにした実績?があるので、その廃棄の労力がいかに大変かを知っています。自分の荷物を決して次の世代に押しつけて良いわけがありません。そう思って、とにかくモノを増やさないようにと気をつけています。

 

 そうは言っても冷静に見まわせば、ごちゃごちゃと持っているものもあります。最近の反省は布地。引き出しひとつに入るようにと心がけて来たのに、最近は入りきらない布地が・・・。

 縫いますよ、縫えばいいんですよね?と自分に言い訳しながら、手つかずで放置。

 友達にアドバイスしている場合ではない!

 

 また同じ友人からLINE。

 「祝い着だと思ってクリーニング店に持参したら、子どもの着物だった。今から探さなきゃ。絶対どこかにあるはず。」

 え~?七五三の衣装も持ってるの?

 それじゃ、荷物減らないよ・・・。