還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

緊張と協力:グループ調理の難しさ

スピーカー

今日も洋楽がBGM。言葉がわからないから聞き流せるので・・・


 友だちから朝のLINE。昨夜から仕込んでおいたタケノコ炊き込みご飯を大失敗したとのこと。自宅のタケノコを掘って作っている彼女のことだから、失敗なんてこれまでほとんどなかっただろうに。とても落ち込んでいました。

 

 私は長年家庭科教員でしたが、調理実習で生徒が調理を失敗したときの、あの気まずい雰囲気は、退職した今でも思い出すと辛いものがあります。調理最初の段階であれば材料を交換するくらいで済みますが、完成間近になっての失敗はやり直す時間もなく、同じグループ内の人間関係にまで影響しそうなので、指導側としてはヒヤヒヤもの。実習中は、常に目を光らせていました。

 

 生徒は調理実習が大好き。不登校気味の生徒が、遅刻してでも調理には間に合うように登校してきたりもします。一大イベントなんでしょうね~。

 エプロンや三角巾を忘れたりしたらそれこそ大変。実習に参加させてもらえないからです。(そういう時のために、貸出用はもちろんあります。)忘れ物を反省してもらいたくて、こちらもすんなりとは貸さないので、生徒にはまあ嫌われる、嫌われる・・・。(苦笑)

 そうやって嫌な役回りを演じるのも教師の仕事でしたね。

 

 生徒にとっては一期一会の調理実習。必ず成功させるべく、助手の先生とリハーサル。生徒が失敗するであろう場面も想定して用意周到に準備。そして晴れて授業に臨みました。もちろん自宅でも毎日練習。オムレツ連続1週間とか当たり前の我が家・・・。

 

 被服実習は個人作業。単発授業じゃないので、布さえあればリカバリーはまだ容易です。ところがグループ実習の調理は自分のミスが他のメンバーにも迷惑をかけるので、生徒もとにかく緊張しています。それが次のミスを呼んだりして・・・。今、思い返してもドキドキします。

 

 炊き込みご飯は調味液の塩分のせいで米に水分が浸漬しにくいことがあり、私も過去に心配しています。落ち込んでいる友達に塩分濃度をたずねたら、かなり多く塩分を入れていることが判明。彼女もそれで今回の失敗を納得。私もホッとしました。

 

 ちなみに本日のタイトルはAIさんが考えてくれました!