1ケ月ぶりにお茶のお稽古が再開されました。
前日から「立礼です。洋服でも構いません。」と先生から連絡がきていたので、生徒全員、洋服での参加。その日も気温30度超えでしたが、先生だけは夏のお着物でした。さすが!
洋服で参加する場合にはお稽古着を着ますが、私は自作したものを着ています。
ちょっと長めのベストを着物みたいに前を重ねて着て、ウエストには太めのリボン。はさんだ扇子が落ちないようにベルトの内側には太目のゴムが縫い付けてあります。ニット生地で縫ったのでシワにもならず重宝していますが、胸元に、袱紗(ふくさ)、古帛紗(こぶくさ)、懐紙などを重ねて入れるので、入れたところが伸びてしまって少々だらしない感じ。着物みたいに、ビシッとした胸元の稽古着を縫いたいと常々思っています。
ある生徒さんはネットで購入した稽古着を着ています。男女兼用で厚手のツイル生地。一見、DIYのエプロンか?と見まがう印象でスタイリッシュ。そちらも胸元が緩んでくるそうで、自分で少し縫い直したそうです。
毎回着物で参加されている生徒さんが、今日は珍しく洋服でした。誂えてもらったという稽古着で、胸元も緩みがなくビシッとしています。背中は太めのひもが交差しているだけ。後ろ姿は抱っこひもをつけているかのようにも見えます。しっかりしたひもをウエストのDカンを通して結んでいて、羨ましい。帰りがけにお稽古着を撮影させてもらいました。今度、真似して縫ってみようっと。
お稽古は割り稽古。「基本がとにかく大事、慣れてくると自己流になるので気をつけるように。」と先生に言われ、袱紗捌き、茶杓、棗(ちゃしゃく、なつめ)の扱い方も復習しました。腕の角度、手の向き、指の揃え方など、意識しないときれいなふるまいにはなりません。何度もやっていると、だんだん気持ちが落ち着いてきて、ヨガ教室に行った時と同じような心持ちになりました。
やっぱり、お茶(茶道)っていいなあと、しみじみ・・・。
先生のお宅で獲れたスイカとマクワウリ、頂き物のイチジクを水菓子として出すことになり、私が切って盛り付けました。イチジクは家庭で育てると熟すまで置いておくことが多いから小さいアリがよく入っている、という話題も出て、びっくり。
ほかに、くず饅頭もありました。くず饅頭はべたつくので、用意した生徒さんが先生のお庭から椿の葉をとって、饅頭の下に椿の葉を敷きましたが、椿の葉は両側のとがった部分を切って使うのだそうです。確かに葉の両端が沿っているので切らないと安定しませんね・・・。
などなど、たくさん学びました。
「暑さ寒さも彼岸まで」
着物で行くのは当分お預けかな?