犬服にちょうど良い生地はないかなあと、息子たちのタンスをあさっていたら、彼らの高校時代のクラスTシャツが何枚か出てきました。エヴァのTシャツは違うけど、それ以外は全部クラT。
一枚あたり確か3,500円くらいしたはず。どれも球技会と文化祭の2日ずつで、計4日しか着ていない。いや、文化祭にまた別のデザイン作っていた年もあった!親はいくら払ったのでしょうか。まだまだきれいですが、背中にはクラス全員の名前や背番号、意味不明なキャッチフレーズがプリントされていて、近所のゴミ出しにも着て行けません。
私にも職業柄、毎年クラスTシャツが新しく作られていました。もちろん自費です。もう処分しましたが20枚はあったはずです。ちなみに生徒からは、サイズだけを聞かれ、背番号や背中にプリントされる言葉は生徒が勝手に決めてくれます。他の教員の背中を読むと、それなりに上手いフレーズになっていて、生徒のアイディアに感心することも多かったです。しかしながらこれもまたゴミ出しにも着ては行けないのです…
そもそもクラスTシャツっていつから流行り出したのでしょう。私の1番古い記憶は25年前くらい。ちょうどユニクロができた頃で、初期の頃は生徒がユニクロでTシャツを買ってきて、ポスターカラーで色々と描いていました。クラスに絵の上手い生徒がいるとオリジナルデザインになりますし、わざわざ調理室で絞り染めするマメな生徒たちもいました。いちごのワンポイントが胸にあって赤いのは、もちろん1年5組。
ほとんどのクラスは業者のカタログからスマホで注文するのですが、球技会の当日に全学年全クラスが体育館に揃うと、毎年どこかのサッカーチームと同じ柄となります。ある年はエミレーツ航空がたくさんいました。生徒本人は何のロゴかわからないまま着ていたりもします。
ポロシャツタイプも人気があります。文化祭の時は喜んで着ますけど、球技会の時には暑くて不評。しかも一晩で乾かないので、翌日続けて着るのに困っている生徒もチラホラいました。
さて息子たちの残したクラTに、一枚だけ触ってひんやりするものがあったので、今回はそれで夏用の犬服でも作ろうかと思います。
流石にトイプードルはエヴァンゲリオン着ないよなあ。