還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

冷蔵庫側面の可能性に気づく。

薄茶と和菓子

バカラの義山と冷凍和菓子

 義山とはギヤマン、茶道具で夏に用いるガラス製品を呼ぶ言い方のようです。

先生からいただいたお道具を使って、やっと自宅で薄茶(うすちゃ)を点(た)てました。

しかもお茶椀として使用したのが、バカラアラベスクスモールボウル(ネットで調べたらこういう名称でした)。

 

 なぜか我が家にひとつだけあるバカラ製品。お茶碗として使うには飲み口がデコボコしていますが、実際飲んでみたらそれほど気にはなりませんでした。暑くても着物を着るのと同じ精神、見た目優先なのです。

 それより、新品の茶筅(ちゃせん、お茶を点てるときの泡だて器みたいな形状のもの)でお茶を点てたのに、泡がクリーミーにならなかったのが反省点です。先生からいただいた別のお茶碗で点てたら、自分でも驚くほどうまく点てられたのに・・・。目的外に転用するときにはそれなりの技術が必要ということですかね。

 菓子皿は実家から持ち出してきたもので、いったいどこのものなのかさっぱりわかりませんが、こちらも菊文様だからまあ、めでたいかな。

 

 先生にご報告を兼ねて早速画像を送信。「義山も菊皿も素敵です。」とメッセージを頂戴いたしました。お茶の世界では相手の良いところを見つけて褒めるのが礼儀。そうだとわかっていても素直にうれしく思います。先生、ありがとうございます。

 

 実はお菓子は生協の冷凍商品。近所に和菓子屋はないので、試しに購入してみました。黙って出したら冷凍食品だとは思われないんじゃないかな。ごく普通においしかったです。

 抹茶も買っておいた新品を開封。それほどお高いランクの抹茶ではなかったのですが、開けたてだからか香り豊かに感じました。自分で点てたのに、あまりにもおいしくておかわりしてしまったほど。あとで胃が痛くなるかなと心配しましたがそのようなこともなく。質のよいお茶に感謝です。

 

 抹茶は使う前に、抹茶篩(まっちゃふるい)でダマを無くすために漉(こ)すのですが、その網を使い終わった後に何と水洗いしてしまったという、とんでもない大失敗をしでかしました。錆(さ)びるので洗わないんですよね、ああいうものは・・・。それなのに何を勘違いしたのか、今回は流水をじゃ~っと・・・(泣)。

 どうやって素早く乾燥させようかと騒いでいたら、「テレビで見たんだけど、ジップロックの袋を洗って乾かすのに冷蔵庫の側面を使っている人もいるらしいよ、」と夫。

 確かに冷蔵庫側面は熱を放出していますね~。直径6㎝くらいの金属製の篩を、熱を放出しているあたりを狙って試しに磁石で止めておいたら、翌朝無事に乾いておりました!(へーへーボタンプッシュ)ついでに洗った茶巾(ちゃきん、茶道の点前の途中などで茶碗を拭くために使う布)も冷蔵庫脇にペタっと貼り付けておいたんですけど、そちらも見事にカラッカラ。さすがに冷蔵庫側面に篩と茶巾を貼り付けている画像は先生には送信できませんでしたが、自分ではリカバリー感あり!です。

 ほかにも抹茶を篩うときに、篩の網の上にビー玉を入れて、蓋をして缶ごとシェイクするときれいに漉せるという技もネットに書いてあったので、次回はそれをやってみたいと思います。邪道の方が楽しくてワクワクしちゃう。