還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

自分に厚みが増していく!

茶懐石

奥にあるのが「若草」

 今日の茶道教室はお茶会形式でした。教室に到着してすぐに、座席を準備したり、お料理のお手伝いをしたりと、働きました。豆腐の田楽は思ったより簡単にできたので、夕食のレパートリーにしようかな。先生のお庭の山椒の葉やセリ、ワラビ、タイ、アユなど、春を満喫するメニューでした。

 濃茶をいただく前の主菓子(おもがし)として、「若草」というお菓子を初めて口にしました。松江三大銘菓の一つだそうで、不昧公(ふまいこう)松平治郷にちなむお菓子だそうです。すぐにでもお茶を飲みたくなるお味。上品な甘さ。日本人の美意識はやはりすごい。

 私は皆さんより早く帰らねばならなかったので、大急ぎで薄茶を頂戴しました。検校(けんぎょう)というお茶碗でしたが、検校とは盲人の最高位だそうです。不昧とは学問に明るいという意味だそうで、今日もまた新しいことを知りました。なんだか自分の内側が厚みが増していくような気分。

先生がお料理にハムを加えるので「お肉でもいいのですか?」とお尋ねしたら、「家庭内でやることなのでいいのよ。」と、先生。

自由に楽しめばいいのですね。だからこのお教室が好きなんです!

後片付けも途中で失礼いたしましたが、本日もご指導ありがとうございました。また次回も何卒よろしくお願いいたします。