現役の頃は週末にしか、大好きな裁縫ができませんでした。
日曜日の午後3時を過ぎると、翌日の勤務のことが気になってきて、どんなに集中していても、もっと縫いたいという気持ちが急激にしぼんでしまうことがしょっちゅう。その続きを翌週また縫うかというと、気分がのらない週末もあったりして、やりかけの作品を見てはため息ということもしばしばありました。
専業主婦となった今は好きな時に好きなように取り組めるのが嬉しいです。
昨日の日曜日も午後2時頃から裁縫モードのスイッチが突如入り、お腹が空くまでずっと縫っていました。
今取り組んでいるのは、シャツブラウス。しかも面倒くさいものを縫いたい気分なので、前ヨークにピンタックを入れたシャツを縫ってみたいと考えています。
ヨークにピンタックを入れるときには、まず土台となるピンタックが入った大きな生地を作ってから、そこに型紙を置いて裁断します。
土台の布作りをしたのですが、ピンタックが片側だけで17本もあります。
大好きな裁縫ですが、私が苦手とするのが「正確な寸法」で「左右対称」に作り上げること。
服は身頃も袖も襟も、そのほとんどが左右対称ですし、小物でも、例えばカバンの持ち手が2本あるものは必ず対称に縫わなければなりません。
裁縫ってホント左右対称が多すぎる!
ということで、今回のピンタックも私には辛い作業となりました。1.5㎝幅の直線につけた印をアイロンで折っては0.5㎝で縫う、というのを17回繰りかえします。左前身頃の方は途中気が緩んで数ミリずれたために均等にならず・・・右前身頃用はかなり気をつけて縫いましたが、左右の身頃のピンタックの幅が揃いません。その差約1㎝。
こういうときは、新しい布でやり直すのがおそらく一番正しい考えだとは思いますが、
学生の課題提出っていうわけでもないし、
あくまでも趣味の世界なわけで、
しかも着るのは自分だし・・・と言い訳しながら、
5歳から針と糸を手にしている私は
どうやったらこのミスをカバーできるか(つまり、ごまかせるか)をひたすら考えます。
キラ~ン。ひらめきました。
「細い幅の方にピンタックを1本追加すればいいんじゃね?」
ということで、右前身頃用を18本のピンタックにしたら、見事同じ幅になりました!
無事解決したので、次のステップに進みまーす。