還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

還暦はじめて物語 ハラール弁当を買いました。

ハラル弁当

初のハラール弁当でございます。

 某日の夕食、夫が出張で不在。

 「今夜の分は近所の店で買ってきちゃおう!確かあの店は、夕方に行けば総菜は半額のはず。」

 そう心に決めて、自宅のポストで郵便物の確認をしていたら、たまたま出くわした隣の奥さんに話しかけられて立ち話。気づいたら出発予定時刻を10分も過ぎている。

 あら大変。いいのがなくなっちゃう、と急いで自転車をこいで買いに行きました。

 

 総菜半額のコーナーには2人のお客さんしかいません。OK、間に合った!

 そこは、おにぎり、巻きずし、お弁当、揚げ物、煮物、パンが並んでいて、冷蔵総菜コーナーにはカレー、サンドイッチ、サラダもあります。

 

 「手っ取り早いのはやっぱりお弁当かな。」

 

 どのお弁当もあと1つか2つという残り具合。焼き肉弁当や唐揚げ弁当はそれなりのボリューム。ご飯が0.75合(米換算)位、詰められている感じ。米1合で茶碗2~3杯と思っている私には2食分!食べきれませんね・・・。

 混ぜそば弁当もありました。そもそもランチ用に販売していたのでしょうから、さすがに麺は伸びているかも、ということでパス。パッタイ弁当というのも売っていましたが味が想像できません。そのお店はいつも国際色豊かなお弁当があって、カレーもご飯ではなくて、ナンが付いているんです。

注:パッタイとナン・カレーを見ただけで「国際色豊か」と記述してしまうあたり、筆者は昭和ど真ん中世代でございます。

 

 自分と同世代の女性が総菜コーナーの品をじっと見ています。こういう人が選ぶものはきっとおいしいものに違いない、と勝手に思い込む・・・。

 彼女がカゴに入れるものはいったい?

 つかず離れず観察していましたが、フライの総菜をインしていました。

 あ、わかる~。私もそういう日ありますよ。野菜は自宅で添えちゃえばいいしね。

 でもね、今日の私は違うんです。オールインワンが欲しいんです。

 

 あの人(私のことです)、今夜料理しないつもりね、と思われるのが嫌で(やや自意識過剰な面あり)、一度総菜コーナーを離れて店内をすばやく1周。野菜を2つ3つカゴに入れて、再度、総菜コーナーチャレンジ。

 さっきは気が付かなかったのに、私好みのお弁当を発見。

 3×3の9マスにわかれた容器に、五穀米がアイスクリームの形状で2マス(実は3マスだったのですが、値札で見えず、自宅に戻って3マスだったことに気づきました。)、残りは野菜中心のおかず。

 猛暑のせいで?体重増加している自分を何とかしたいと思っていた私にはもってこい。「これ、いいかも。」

 

 しかも価格が500円。え~!ワンコイン500円?

 あ、でも待って。今、半額の時間。ということは、

 にひゃくごじゅうえん!

 いいの?そんなお値段で?

 安いお弁当を見て背徳感にさいなまれるのも昭和世代の宿命?

 

 私がその9マス弁当をカゴに入れる頃、先ほどの女性がまた総菜コーナーにリターン。1つ残った9マス弁当をチラ見。私がさっき思ったように、彼女もまた「この人は日頃おいしい料理を作っていて、そんな人が選ぶならきっと!」って思われたのかなあ・・・勝手な妄想&自画自賛

 でも彼女はその隣のがっつり弁当をカゴに入れていきました。

 あ、今日はそういう日でもあるのね・・・。

 

 自宅に戻りお弁当を撮影して、息子やお嫁ちゃん、友人に値段のクイズを出したら、580円~900円までと幅広い回答をいただきました。いくらタイムセールでも250円とは皆思わなかったようです。ホント、良いお買い物をしました。

 

 しかも値札のシールをよくよく見たらハラールのマークが!お~国際色豊かなお弁当を買ったのね、私!!

 粉末メロンソーダの素を氷水で溶いて、顔を近づけて炭酸泡を浴び、着色料で舌を緑色に染めて大喜びしていた私が、ハラール弁当を買う日が来るなんてね~。

ホント、感慨深い・・・。

 

 お味がよいお弁当で、アイスクリーム型五穀米もおいしかった。満足満足。

 自作の野菜たっぷりみそ汁も追加しましたが、ちょっとタンパク質不足ですね、などとつい分析。

 元家庭科教員の血も騒ぎました。