昨日の帯が上手く出来たので、今日も朝から二部式の帯作り。
今回の帯は前回とは全く違う、柔らかな絹地。自分の稼ぎで買った最初の帯だけに、愛着はあるのですが、着付け初心者にはなかなか手強い帯でいつも苦戦していました。胴巻き部分はすでに折られていますが、幅が細いのも気に入らなくて…。
ということで、ほどく部分が増えて、素材的にも難易度アップ。
「さあ、頑張るぞ!」
お太鼓部分をカットして、それ以外は2mくらい。胴巻き部分を延々とほどきます。
中の芯地を取り外してから、表地も芯地もアイロンで整えます。
アイロンをかけながら、表地をしみじみと鑑賞。
何て素敵な柄なんでしょう!
尾形光琳の紅白梅図屏風のような、正倉院宝物の螺鈿の鏡のような。
と、勝手に思いを馳せます…。
アイロンをかけても、ほどいた部分は針穴が残っています。
帯幅を太くするには、それを隠すように仕立てなければなりません。
「やっぱり昨日よりも難しいぞ!」何か闘志が湧いてきました。
芯地は表地の縫い代に端ミシンで据えて、次に帯地を最初より太めの幅に折り直します。最初は2mを手縫いで仕上げようとも思いましたが、こういう時こそ時短!
先日のバッグ講習で紹介された幅3mm の接着テープ。講習帰りに買ってきたのを使ってみよう。
使ってみたら、薄い生地にピッタリ。アイロンで落ち着かせて良い感じです。
手先部分を作り、胴巻きにひもを縫い付けて完成!
今回は4時間かかりましたが、柄の配置も良いし、満足満足。
アドレナリンが出て、気分も上々。
夕方、インフルエンザの予防接種を打ちに行って、肘かけ椅子に座って医師を待っていたら、「手を腰にあてて、ひじを曲げていてくださいね。」と言われたので、注射を打たない右腕を曲げて待っていたら、看護師さんに苦笑いされました。
あ、そうか。注射を打つ腕を突き出すためか!
反対のひじを突き出していたら、まるで体育の時間の整列みたい。
あー、恥ずかしかった。
昼間のアドレナリン、どこかへ行っちゃいました。