2019年11月18日に乳がんの手術を受けました。
おかげさまで、その後はごく普通の暮らしをしております。
抗がん剤を使うこともなく、現在は無治療です。
自分ではがんに全く気づきませんでした。どれだけ胸を触っても何にも指には触れません。
マンモグラフィーとエコーで発見されました。
手術日が決まってからも、本当に自分にガンがあるのか?と半信半疑でしたが、手術後の病理検査で数ミリのがんが見つかって、やっぱりがんがあったのか、とそこで確信しました。
傷跡は一直線。再建もしていません。最初は傷跡にがっかりしましたが、今では勲章のように思えます。
術後も定期的に通院していますが、検査の前日はやっぱり気分が落ち込みます。どうしても「再発」の2文字が脳裏をかすめるからです。
以前、地域のがん患者の相談会で、お話を聞いてくださった会長の女性(70代と思われる)が、相談のお話の途中で「10年ぶりに再発して来週から手術なの。」とおっしゃってびっくりしました。
再発・・・か。失礼だったかもしれませんが、思い切って伺いました。
「再発するまでの10年間に、もっとこうしておけば再発しなかったのでは、と後悔することはありませんか。」
すると
「10年前より医療技術は進化しているので、私は今の技術にお任せするだけです。この10年間は毎日楽しく過ごせたので感謝しかありません。手術して1週間で退院するから、またこの相談会の仕事をしていく予定よ。」
と、明るくさらりとお答えになられました。
とても勇気をもらいました。
そうか、毎日楽しく過ごすことが大切なんだな。
いつ起こるかわからない不安で悩む時間はもったいない。
それより、もっと前向きに時間を使わないと!
それ以来、あまり心配しすぎないようにして、毎日を楽しく過ごそうと決めました。
今日、晴れて4年生終了。明日から5年生になります。