大学で中‣高家庭科の免許を取得しました。幼いころから裁縫が好きだったので、被服実習の時間は生徒の頃も教師になってからも、心躍る時間でした。
大学を出たからと言ってそれほど縫えるようにはなっていない私。専門学校とのダブルスクールに通うほどのガッツもなく、趣味でホームソーイングをする程度で、自分の技量には何十年もずっとコンプレックスがありました。
そこで一念発起。50歳を過ぎてから、文化服装学院の洋裁の通信教育を受講しました。
当初は2年間で終わらせる予定でしたが、週末だけではなかなか時間が取れず、また内容を理解し、自分の技術として納得いくまで仕上げるには全く時間が足りません。途中嫌になって投げ出したくなることも何度もありましたし、雑な作品を提出したこともありました。結局5年間くらいかかってなんとか修了することができましたが、今思い返すと、もっと丁寧に学びたかったと後悔しきりです。
コンプレックスが解消するどころか、引き続きもやもやとした気持ちを抱えたまま裁縫を続けておりましたが、3月で定年退職を迎えることもあり、最近、新しいパンフレットを入手しました。
4月からどんな講座を受講しようかとパンフレットを毎日眺めています。受講したい講座のページに付箋を貼って、悩む時間が至福のとき・・・もう一度同じ講座を受講すべきか、それとも違う内容にするべきか、製図も学びたいし、ほかの人と一緒に縫ってもみたいし・・・
今日のような春めいた日には余計に、4月以降の生活を思い描いてはついニヤニヤしてしまいますね。
受講を開始したら、このブログで報告したいです・・・。
