還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

実家の畑は宝庫だったんだ。

サヤエンドウ

新鮮!

 今日は高校時代の友人からサヤエンドウをいただきました。彼女とはもう40年以上もの長いおつきあい。米農家で畑もやっている彼女からは、これまでも新米や野菜、味噌、餅など、季節のものを頂戴してきました。本当にありがたいことです。

 いただいたサヤエンドウの筋を取りながら、子どもの時、実家の畑で毎日大量に獲れたサヤエンドウのことを思い出しました。最初の頃は珍しくて畑にも喜んで出向き、たくさん摘んでは美味しいと思うのですが、毎日のようにそれが続くと次第にありがたみもなくなり、誰も畑に獲りに行かなくなって、サヤエンドウはグリンピース並に丸々と太っていることもしょっちゅうでした。私はだいぶ大人になるまで、サヤエンドウを放置したものがグリンピースだと思っていたくらいです。

 母の料理も卵とじか、味噌汁に入れるくらいでバリエーションも多くはなく、子ども心に売っている別の野菜が食べたいと願っていることもありました。今思えばなんと贅沢なことでしょう。

年に1回、都内のいとこたちが遊びに来て、我が家の畑でたくさん収穫していくので、こちらとしては手間が省けてありがたく、私も喜んでいましたが、彼らが帰った後は、本当に何も残っていないので、今度はそれはそれで図々しいなあと憤慨したりもしました。畑をやっているのは父なので、私が憤慨する道理は全くないのですけどね。

 今回のサヤエンドウは味噌汁でいただきましたが、優しい甘味で春を満喫できました。今度は卵とじでもやろうかな。

Sちゃん、ご馳走様!またよろしくお願いします。