還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

今日が一番若いと思って生きていく。

通信教育課題

2回目の課題はシャツブラウス。

 学生時代は教室で講義を聞き、実習することが当たり前でした。

 わからなければすぐに教えてくださる先生や助手の方がそばにいらして、見事な手さばきを直接拝見できたし・・・

 友人たちとしゃべりながら教えあったり、ときには友人の失敗に同情したり、励ましたり、自分もまた励まされたり、助けられたり・・・

 他者の完成作品を鑑賞して、自分にはないアイディアや工夫が施されていて感心したり、自分の出来なさに腹が立ったり、へこんだり・・・

 

 通信教育というものはそれらが一切ありません。孤独です。

 

 ひとりで黙々とテキストを読みこみ、わからなければ手元にある関連本を全部出してきて探したり、これまでの自分の技術と能力を総動員してなんとか課題をこなしています。ネット上に課題制作の動画や先生からの講評文、個人の成績表まで発信されているようですが、私は一切見ないことにしています。

 それよりも自分の力でどこまでできるのかを試してみたいです。テキストをずっと見ていると先生の声が聞こえてくるような気がするから不思議・・・

 

 最初はとにかく考える。ひたすら考えます。そして手を動かして、失敗してやり直し。また考えて手を動かして・・・・の繰り返しです。こう書くとものすごくまじめな生徒のようですが、できれば1回でクリアしたい。やり直したくはないのです。

 前回は第1回目の課題だったので、いいところ見せようとものすごく丁寧に製図しました。が、提出直前にミスを発見。結構な分量のやり直しが必要でしたがそんな気力もなく、「初回だからこんなもの。」と自分に言い訳して、そのまま提出しました。

 案の定、製図は真っ赤に訂正されて返却。ふがいない点数でしたが、先生の朱書きをしみじみ見て、私の洋裁魂が着火!今度は妥協せずやり直しも面倒くさがらず、「自分では完璧」と思って提出したいです。

 

 昨日は1回目の製図を応用してスカートを縫い上げましたが、我ながらここまで縫えるようになったのか、とちょっと自分を誇らしく思いました。昭和の時代に洋裁学校を開いていた伯母に、私の最近の作品を見せたら何と言ってくれるだろう。あれこれおしゃべりしたいけれどそれは叶わず・・・。私の裁縫好きは和裁学校を開いていた祖母の遺伝子と、その嫁である伯母の影響が非常に大きいと思われます。2人が天の国から見ていてくれることを期待して、頑張ろうっと。

 もう60歳、いやまだ60歳!

今日が一番若いと思って暮らしていかないとね。