実母がお世話になっている施設から毎月私宛に領収書等の書類が届きます。
母親が好物の煎餅や海苔の佃煮などを、職員さんに頼んで買って来てもらっていることが送られてくるレシートでわかるので、わざと兄宛にはせずにおります。
以前はレターセットもよく職員さんに頼んでいたようですが、ここ2年は全く買ってもらっていません。そのレターセットで私宛に手紙も来ていましたが、最近は全く来なくなりました。施設を出て家に帰りたいという内容の手紙で、私としては読むのも辛いものでしたが、ぱたりと届かなくなるとそれはそれで寂しいものです。
今回届いた封筒の中に、マイナンバーカード新規取得者特典なるものが同封されていました。そういえば施設から出張申請がある旨を聞いていたかも。私の記憶も曖昧です。母親のマイナンバーカードが取得されたのを、届いたクオカードで知るというのも、なんだかなあ・・・。
マイナンバーカードと保険証との紐づけはどうするんだろうと思い、施設に電話して聞いてみました。当分は紙の保険証を使うそうで、すぐに紐づけするわけではないとのこと。保険証もだいぶ前から施設に預けています。→これを書いた後に施設から電話有り、紐づけ完了しているそうです。ふーん。
そういえばマイナンバーカードの暗証番号って、事前に私が聞かれたんだっけ?
その記憶も自分では怪しくて、それも尋ねたら、なんと施設で決めたそう。4桁の数字を施設から教えてもらいました。
それも、なんだかなあ・・・。
マイナンバーカードって個人情報が満載というイメージが私にはあるので、印鑑証明と同じくらい重要なものだと思っていますが、認知症の母親のカードをあかの他人の采配で取得して、あかの他人が保管しているということにどうも釈然としません。
九州に住む兄に「カードを施設に預けたままでいいかな?」とメールしたら
「いいです。」とだけ、返信が来ました。
それにも、ちょっとムカつく・・・。
母親の独居生活にあれこれ介入して、頑張った数年間。私自身がガンになって独居支援から手を引き、ようやく見つけた施設で(見つけたのは私!!)、暮らしている母。
マイナンバーカード申請も母親を市役所へ私が連れていく機会を逃したまま、ずっと未取得でしたが、施設への出張取得であっけなく完了とは。
ありがたいような、解せないような、なんとも複雑な気持ちで
2,000円のクオカードを眺めております。