還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

沖縄旅行あれこれ。

沖縄のお菓子

新婚旅行のお土産

  先週、お嫁ちゃんから「明日から沖縄へ旅行に行ってきます。でも感染者が多くて心配です。予約したときはまさかこんな状況になるとは思っていなくて・・・」とLineが来ました。彼らはコロナ禍での結婚だったので、式も披露宴も、両家顔合わせの食事会すらやっていない状態です。私は彼らの披露宴で黒留袖を着て、息子の上司やお仲間、友人にお酌してまわるのが夢だったのですが、それらはいとも簡単に消失しました。お嫁ちゃんのお父様に持病があるというのも、理由のひとつ。まあ健康問題はどうしようもないので、あきらめました・・・・

 

 で、今回3年遅れの新婚旅行を実現させた2人。お嫁ちゃんが送ってくれた沖縄からの写真を何度も眺めて、こちらまで幸せ気分全開です。2人で作ったというシーサーは、お嫁ちゃん作の方は柴田理恵さんみたいなお顔になっていて爆笑。楽しませてもらいました。彼らは高校の修学旅行以来の沖縄だと思います。

 

 我が家も2005年の暮れに家族で沖縄旅行に行きました。夫の両親を招待しての旅行です。東北に住む義父母はそれはそれは喜んでいましたが、その年の12月はいつになく豪雪で、「3日も家を空けたら家がつぶれる。」と、義父母はギリギリになってその旅行をキャンセルしてきました。義母と私の母と2人で参加しては、とも考えましたが、義母は義父1人に大雪の家を任せるような女性ではなく・・・。かといって実母(実父はすでに他界)だけを代わりに参加させる、というのも義父母に何だか申し訳なくて、結局夫は相応のキャンセル料金を支払うことになりました。夫もそのときはちょっと不機嫌になりました。夫も自分の両親の喜ぶ顔を見たかったはず。結果として家族4人水入らずの旅行になり、私は少しウキウキ状態。お義父さん、お義母さん、ホントごめんなさい。

 

 それこそシーサーを作ったりお皿を焼いたり、琉球ガラスの体験でそれぞれグラスを作ったりと楽しい2泊3日でした。手作りの品々は今でも我が家の宝物です。当時の身長を反映するかのように小学校1年生の次男のグラスが、4つの中で一番小さくていびつでかわいらしいのですが、現在の次男はその片鱗もなく、非常にガタイの良い青年になっています。次男が帰省したときにそのグラスを私がわざわざ出してくると「懐かしい!」といって使ってくれます。その姿を見るのが私にはちょっとうれしい時間・・・。

 

 若夫婦は新婚旅行から帰宅後、長男が発熱してしまったらしく、お嫁ちゃんがあれこれ世話を焼いているようです。楽しい旅行のあとなのにね。

 お嫁ちゃんにはホント感謝感謝。息子もそれにこたえて早く治ってくれるといいなあと願っています。

 

 我が家に子どもが生まれてからの義父母との旅行は、その後一切ありませんでした。義父が他界してから義母を連れ出したことはありますが、せいぜい日帰りか1泊の県内の旅行です。数年にわたる夫の単身赴任や、子どもたちの部活動や受験、私がフルタイム勤務だったというのも多分に影響していると思います。沖縄旅行を決めたときの義父母は65歳くらい。今の自分より少し上。彼らが当時苦渋の決断をしたということが、今ならよくわかります。