腕の痛みに耐えかねて、近所の整形外科へ行きました。ずっと通っている整形外科ですが、初めてのH先生だったのでちょっと緊張。しかもとてもボソボソしゃべる先生。院長は声が大きいので廊下まで聞こえるけど、私はサバサバとした院長の方が好き。ちょっとがっかり。
私は2ヶ月に1度、骨粗鬆症の薬をいただきに通院しているので、H先生はカルテ画面を見ながら私の通院状況を把握しているようでした。しかもつい先日、その薬はこれまた別の先生に処方していただいたばかり。「で、今日はいったいどんな御用?」というオーラがH先生から醸し出されています。
「あの、肘の外側が痛くて。」と袖を捲る私。すると、H先生のオーラに変化あり。痛みのある患者の方が診察しがいがあるのかな?
「自治会の餅つきで重い鍋を持ったりして・・・」と説明すると、グーで先生の手を押し返したり、壁に向かって立って腕を伸ばして椅子をつかまされたり、といくつかのポーズを取らされました。ただし、どのポーズもさほど痛くはなし。
あれ、変だな?痛いんだけどな・・・。
「何もしていなくても左腕が痛いんです。」
「背中のこのあたりも痛いんです。」と肩甲骨内側を指し示して、痛みをアピールする私。
その後、レントゲンを撮り、また先生のもとへ。
「首の骨は年齢相応にすり減って来ているけど、今回は背中や肩の凝りが腕にまで来ている感じだね。痛み止めを出しておくので、様子を診てください。帰りに電気かけて行ってね。」と静かに言われました。
テニス肘じゃなかったのか。そもそも凝っていたところに、重労働をしたからひどくなっちゃったのね・・。原因は背中にあり。
電気をかける部屋に行ったら、大ベテランの女性職員(早い話がオバちゃん。自分もその域には入りつつあるけど・・・)が、手際よく肩や背中に電極スタンプをぺたぺたくっつけて「電気感じてる?15分そのままね。」
部屋を見回すと、足に電極挟んでいる人や、ベッドに横たわって背中を指圧してもらっている人もいます。
あ~いいなあ、指圧。気持ちいいだろうなあ。
羨まし気に見ていたら「はい、終わりね。最低でも週に2回は来てね。」と早口でオバちゃんが言います。そこで施術が終わった人は全員同じことを言われていますが、はたしてこの中で週に2回以上来られる人が何人いることか・・・。
帰宅後、薬を飲んだら痛みが減少。西洋医学、すごいぞ!
入浴後、湿布を貼ろうと鏡を見たら、電極スタンプのあとが赤い輪になって残っていてびっくり。え~ヤダ、こんなの。週に2回も通ったら、赤いドーナツみたいなのがずっとついちゃうじゃん。
夫に手伝ってもらって背中や肩、腕に湿布を貼ってもらったら
「何だか相撲取りみたいだよ。」
肌色の湿布、確かにそう見える!
長袖の季節でよかった・・・。