今週のお題「小さい春みつけた」
留守にしていた間に、今年もまた「くじら餅」が届いていました。毎年、夫の親戚から桃の節句の頃に送られてくる山形県の郷土菓子で、春を感じます
保存がきくから久持餅(くじらもち)、見た目がクジラみたいだから、など由来は幾つかあるようですが、柚餅子(ゆべし)によく似ているなあと私は思います。
1cmくらいに切って、オーブンやトースターでこんがりと焼くと、ほんのり甘くて胡桃も香ばしくいただけます。我が家に届く頃は結構固くなっているので切るのも少々大変ですが、2本なら何とか切り分けられます。新婚当初は3本以上送られて来て、泣きそうになったことも。子どもたちは好まないので、食べるのは私と夫だけ。到底食べ切れるわけもなく、長期間冷凍保存することもあり、一時はもらうのが辛かった時期もありました。(今だから言えるシリーズ!)
今回届いたのは赤と黒、他に白もあります。赤は味噌(だと思います)、白は砂糖、黒は黒砂糖の風味です。ここ数年は職場で焼いて昼休みに配っていました。毎年楽しみにしてくれる同僚もいて、和やかムード。味が素朴だから、ホッとするみたい。いくつもおかわりする若者もいました。昨年は「最後のくじら餅ですよー。」などと言って配ってましたっけ。
私はオーブンで焼きますが、桃の節句の頃の山形県はまだまだ寒いでしょうから、ストーブであぶって食べるのかもしれませんね。
私にとっては春のお菓子。
今年はお茶のお稽古仲間に初披露するつもりです。