還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

傘袋、できたよ。

傘の袋

傘袋あれこれ

 友達が折り畳みの日傘の袋を2本分失くしたそうで、傘袋を縫って欲しいとLINEで頼まれました。さすがに傘と同じ生地は入手できません。ちょうど近所の布屋がサマーセールをやっていたので、ハギレセットを格安で調達してきて、本人に柄を選んでもらって縫いました。一番右の小さいものは試作品。並べて撮影したらL、М、Sの3兄弟みたい。

 

 その友人には以前も櫛のケースや自撮り棒のケースも頼まれましたが、櫛のケースは実際に使っているところを見た時に鳥肌が立ちました。自分でも驚くほどピッタリにできていたからです。友達ももちろん大喜び。

 

「ケース」と名のつくものはサイズが命。裁断の時から気を使います。大きすぎても小さすぎてもケースとしては失格。考えてみれば服も人間がおさまるケースみたいなものだから、こちらもサイズが命ってことですかね。

 

 自分が洋裁をする動機のひとつが、サイズの合った服を着て過ごしたいから。既製服の場合、ところどころ我慢して着なくてはならないことがあります。 

 例えば前襟の高さ。私はやや猫背&前肩なので前の襟がどうしても上がってきやすい。真横に襟が切れているポートネックは特に悲惨。いつも喉に前襟が当たるので、いちいち裾を下に引っ張って着ることに。

 首回りに年齢がはっきり出るので(これはどうにも抗えませんね・・・)、バンドカラーのシャツや襟無しの場合は首の付け根に自然に沿った襟が好きですが、なかなか気に入ったものに出会えません。

 身長の割には腕が短いというのにも困っています。既製品の袖だとだいたい長過ぎる。かといって折りあげるほどでもない、いちいち袖を少し上に引っ張ったりするのがイライラ・・・。

 

 その点、自分仕様の型紙で縫った服はやっぱり着心地がいいです。終日機嫌よく過ごせるし、仕事にも集中して取り組めます。何よりその日の自分に自信がもてて、前向きな気持ちで過ごせるから不思議。自作の服を着ているという喜びもあると思います。

 

 さて、傘ケース、ぴったりだといいんですけどね。彼女が撮影してきた、傘と定規が一緒に写った写真だけを頼りに縫いました。渡すときにちょっとドキドキするなあ。

 まあ、ダメだったらまた縫い直せばいいだけのことじゃん、と強気なのは、オバサンだからかな~(笑)。