還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

還暦初めて物語 平日のカラオケボックス

さくらんぼ

口いっぱい、ほおばって食べました。

 高校時代からの友人3人と会う約束の日。上映中の映画には見たいものがなかったので、「おしゃれなカフェランチとカラオケボックスでた~くさんおしゃべりしよう。」ということになりました。

 

 カラオケボックスでのおしゃべりは別の仲間と今年初めて体験して、その心地よさと料金に感動。今回で私は3回目なので、私が案内役。事前に仮登録もしておいて、当日はフロントでスムースに手続きを完了することができました。こういう小さな成功体験がうれしい。

 カラオケ以外にもコミックあり、高速Wi-Fiあり、食事もフリードリンクも、シャワーまであって、オバサン3人はワクワク探検気分。おしゃべりだけで終わるかと思いきや、紅白マイクを見た途端に3人それぞれスイッチが入り、結局歌うことになりました。

 

 私たち3人は吹奏楽部員だったので、高校の野球応援に行くことはマスト。夏は吹奏楽コンクールと野球応援との板挟みで悩んだこともありました。しかもまあまあ野球が強い公立高校だったので勝ち進むため、何度も応援に行っていました。高2の夏は県の決勝で敗れ、甲子園にはあと少しのところで届かず・・・当時は球場の数も少なくて、県内とはいえ早朝5時に家を出て遠い場所までバスに乗って行ったものです。もちろん一般生徒も別のバスで応援に行きますが、吹奏楽部員のバスだけは車内で部員がずっと歌っているという引率教員にはやや迷惑な?バスでした。コンクール曲を自分のパートで歌ってハモネプみたいに合奏?していたこともあるし、当時流行り出したサザンの曲を熱唱したり。部員それぞれになぜか持ち歌があって、互いにリクエストしあったり。今のようにネット配信で曲が流せるわけもなく、すべてアカペラで行われていたのです。伴奏担当の部員もいたりして、それはそれは賑やかな車内でした。顧問の先生は毎回そのバスで引率なので特に気にもされませんが、顧問でない先生がたまたま乗車したときにはその状況に非常に驚いていらっしゃったようです。生徒がかわるがわる2時間以上歌い続けているわけですからね・・・

 

 さて、最初の関門はカラオケ予約の操作。マイクで言えばよい、とパウチされた説明書には記載がありましたがうまくいかず・・・3人の中で一番ICTに近い職業だった私(高等学校の情報科教諭だった・・・)が、あれこれ触っているうちにできるようになり、慣れてくると美川憲一さんやコナンに採点してもらって大喜び。記念撮影もしました。一番多かったのはユーミンの初期の曲。ユーミンの曲は同じキーで何とか歌えるから貴重なんです。

 小学生のときに昭和歌謡が大好きだった私は欧陽菲菲を歌ったりして、ほかの2人に驚かれたり、演歌の歌詞の意味深さに今更ながら感動したり・・・。

 聖子ちゃんの蒼いフォトグラフという曲の歌詞に「一度破ってテープで貼った蒼いフォトグラフ」という歌詞があって「懐かしい。こんなこともあったかも。」と当時の恋愛事情を話していたら、1人がそれは初耳だ、ということになり、歌はそっちのけでその話を根掘り葉掘り聞かれるという状況にもなりました。40年友人やっていて初めて聞かせる話もあるのね・・・

 

 さすがだなと思ったのは3人とも音程があっていることと、手拍子のリズムが狂わないこと。やっぱり元ブラバンだけのことはあるなあ、と妙に感心。

 さんざん楽しんで、帰りにはいつものように野菜や果物、鉢植え、晩のおかずなどを交換。平日のカラオケというこれまでになかった贅沢の余韻に浸って帰りました。いただいたサクランボ、大きくて甘くておいしかったな。